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31 2016

第12回 アメリカ創価大学 卒業式

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アメリカ創価大学(SUA)にて第12回卒業式が現地時間の5月27日午後2時よりカリフォルニア州オレンジ郡アリソビエホ市の同大学・創価芸術センターで盛大に行われました。(聖教新聞5月31日)

嬉しいですね。生命尊厳の思想を持った同志がまた社会に羽ばたいていかれます。

創立者・池田先生のメッセージ
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 一、本年、アメリカ創価大学は、開学15周年という意義深き佳節を迎えることができました。
 「第二の草創期」の誇り高き建設者たる12期生の皆さん、大学院の新教育プログラム第1期生の皆さん、見事な発展の歴史を築いてくれて、本当にありがとう!卒業、おめでとう!
 私は、一人一人と固い握手を交わし、肩を抱きかかえる思いで、これまでの努力と挑戦の日々を労い、讃えたいのであります。
 ご一緒に苦労を分かち合いながら、きょうの晴れの日を勝ちとられた、ご家族・ご友人方にも、心からのお祝いを申し上げます。
 また、アメリカ創価大学の前進を温かく見守り、支えてくださるご来賓の方々、いつもいつも、ありがとうございます。
 そして、宝の英才たちを、全力で薫育してくださった教員の先生方、職員の方々に、創立者として最大に感謝申し上げます。

 一、本日は、私たちが尊敬してやまない、オスカル・アリアス・サンチェス博士が、皆さんの祝福に駆け付けてくださいました。
 世界の歴史に輝く偉大な平和の闘士を、「人類の平和」を建学の根本精神とする、わがアメリカ創価大学にお迎えできたことを、何よりもうれしく、また光栄に思っております。
 誉れの12期生の新たな旅立ちにあたり、アイリス博士との忘れ得ぬ語らいを振り返りつつ、3点にわたり、はなむけの指針を贈りたい。
 第一は、「不屈の楽観主義で、夢に向かって挑戦を!」ということです。
 アイリス博士がコスタリカの大統領に就任されたのは、今から30年前の1986年、博士が45歳の時であります。
 当時は東西冷戦に翻弄され、ニカラグアなど中米では泥沼の内戦が続いていました。アイリス大統領は、打ち続く紛争の終結のために、新たな和平構想を打ち出し、中米はもとより、欧米の各国とも、忍耐強く対話を重ねていかれました。
 そして、立ちはだかる困難を一つ一つ毅然と撥ねのけ、誰もが不可能と諦めていた和平合意を、ついに勝ち取られたのであります。まさしく人類史を画する壮挙でありました。平和を願ってやまなかった各国の民衆の喝采に包まれながら、博士は語っておられます。
 「本当に、夢を見続けてきたかいがありました。大多数の人々にとって、私の見てきた夢は実現不可能であり、ドン・キホーテ的ユートピア、幻想にすぎませんでした。しかし、人間は夢を一生懸命見続けていますと、それが実現する時がやってくるものです」

 皆さんも、さまざまな難題が山積する現代社会にあって、いよいよ壮大な夢への挑戦の開始です。現実のあまりの壁の高さに、たじろぐことも、何度もあることでしょう。
 しかし、その試練の時こそ、縁も深き学友と励まし合い、学究へ挑み続けた、アメリカ創価大学での宝の日々を思い出していただきたい。そして、わが胸中に灯した尊き使命の炎を、さらに烈々と燃えたぎらせながら、粘り強く前へ前へと進んでいってください。
 人生の過酷な試練を乗り越え、社会福祉事業家としても活躍した、あのヘレン・ケラーは、「楽観主義とは、ものごとを達成へと導く信念です。希望なくしては何事も成就することはできません」と語りました。
 闇が深いほど夜明けは近い。困難の闇が深ければ深いほど、不屈の楽観主義という太陽を逞しく朗らかに、わが生命に昇らせて、希望の光を放ちゆく皆さんであっていただきたいのであります。

 一、第二に申し上げたいのは、「民衆と連帯し、知恵の門を生き生きと開け!」ということです。
 民衆の大地の依って立つ人は強い。民衆と共に、民衆の中で、民衆のために生きゆく人生には行き詰まりがありません。
 アイリス博士が、平和を切に訴える一人の庶民の母の涙に奮起して、その期待に何としても応えようと、至難の和平交渉貫き通されたことも、心に染み入るエピソードであります。
 アイリス博士と共に私は、1996年、コスタリカのサンホセで、核兵器の廃絶を訴える「核の脅威展」の開幕式に参加しました。
 会場と隣接の子ども博物館の間には、低い壁があるだけで、ほとんど吹き抜けのため、子供たちの自由奔放な声が、そのまま聞こえてきました。
 あいさつに立った私は、申し上げました。
 「にぎやかな、活気に満ちた、この声こそ、姿こそ、『平和』そのものです。ここにこそ原爆を抑える力があります」と。
 アイリス博士はじめ来賓の方々も、会心の笑顔でうなずいてくださいました。
 世界のいずこであれ、母と子の明るい笑い声がさざめく、希望と安穏の時代を築いていただきたい-この熱願こそ、私たちの平和闘争の大いなる源泉であります。
 アメリカ創価大学には、平和を希求してやまない世界中の民衆からの真心溢れる期待とエールが寄せられております。皆さんは、この民衆との心のつながりを、何よりの誇りとし、張り合いとして、汲めども尽きぬ知恵の門を限りなく開いていっていただきたいのであります。

 一、第三に、「世界に友情の対話を広げ、平和と幸福の価値創造を!」と訴えたい。
 世界は今、「貧富の格差」の拡大や、異なる価値観や利害の衝突など、社会を引き裂く深刻な諸問題に直面しています。
 この「分断」と「対立」を、いかに「調和」と「相互理解」の方向へ転じ、共生と人道の社会を築いていくか、その重要な鍵こそ、平和の共和国コスタリカの民衆が育んでこられた「対話の文化」であります。
 博士は、「対話をする上で、一番大切なことは何でしょうか」との、日本の高校生の問いに、明快に答えられました。
 「それは、差異を乗り越える意思です。暴力を使わないための方法を、何としても探し出す、強い意志が必要です」と。
 皆さんは、「国外からの留学生の割合」が全米トップの「地球の縮図」たるキャンパスで、心開かれた「対話の文化」を体得してこられました。
 これは、何よりの強みです。いずこにあっても、この対話の力を自在に発揮し、世界市民の友情を幾重にも広げてください。

 一、近年、イギリスの研究機関が発表した「地球幸福度指数」(HPI)で、1位に輝いた国はコスタリカでした。
 人々が豊かな自然環境と調和を図りながら、最も満足度の高い人生を送っている国が、コスタリカであるというのであります。
 2001年に開学したアメリカ創価大学は、21世紀の人類の幸福と平和のために価値創造しゆく大学であります。
 卒業生の皆さん一人一人の勇気ある挑戦が、そのまま地球社会の「平和と幸福の指数」を高めゆく軌跡となっていくことを、私は確信してやみません。
 東洋には「十年一剣を磨く」という箴言があります。まず10年を一つの目標として、一日一日を丁寧に生き切り、身近に信頼のネットワークを結びながら、じっくりと実力をつけ、人格を練磨していってください。
 さあ、いよいよ新たな出発の時です。
 皆さんの使命の舞台は、地球社会へ、そして未来の彼方へ、大きく開かれています。空飛ぶ王・鷲の如く堂々と羽ばたき、地走る者の王・師子の如く恐れなく、走り抜いていってください。
 私は、皆さんが一人も残らず、健康で和楽で、悔いなき栄光と凱歌の人生を歩みゆかれんことを、毎日毎日、祈り、見守り続けていきます。

 前進と不屈の12期生、万歳!
 挑戦と勝利の12期生、万歳!
 きょうは、本当におめでとう!(大拍手)

聖教新聞 2016年5月31日(火)
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ありがとうございます。
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