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06 2017

自然エネルギーの導入進むドイツ ドキュメンタリー監督 海南友子(かなともこ)さんに聞く

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170106ドイツ自然エネ

明細書に電気の種類を 転機は電力供給法 安全安心で温暖化対策にも

ドイツを訪ねてびっくりしたことがあります。それは電気の使用量明細書。毎月の電気使用量や料金などのほか、裏面には、その電力会社が発電している電力の構成が――。火力25%、水力40%、風力15%、太陽光20%という具合です。
ドイツでは、値段が安いか高いかという基準だけでなく、どのような電気を使用したいかで電力会社を選べるのです。
ドイツで大きな転換となったのは、1991年に「再生可能エネルギーから生産した電力の公共電力への供給に関する法律(電力供給法)」が施行されたことでした。
これにより送電線網を保有する大手電力会社に対して、再生可能エネルギーの引き取りと固定価格での買い取りを義務化したのです。
旧東独の電力不足解消と地球温暖化対策の実現に向け、小水力発電の電気を買い取ることが目的だったため、大きな反対はありませんでした。
しかし実際は、この法案の成立によって北部ドイツで急激な風車ブームが起きたのです。その数は5年間で1577基。ほとんどが農民たちの手によるものでした。
現在、ドイツにはさまざまな規模の電力会社が900以上もあります。それぞれが多様な料金設定を行っており、電力比較サイトを使えば、自分のライフスタイルに合った電力会社を簡単に選択することができるのです。


市民出資の風車も多数

ドイツでは、市民が出資している風車や自然エネルギーの会社がたくさんあります。これらは投資の一つとして考えられており、自然にも優しく、しかももうかると、人気が高まっています。
その一つ、シェーナウ電力会社は、ドイツ全土に15万世帯の顧客を抱える国内有数の自然エネルギー会社。とはいえ、大企業の運営ではなく、ママたちが起こした会社です。
きっかけは、チェルノブイリ事故でした。ママたちが集まり、子どもたちのために何ができるのかと話し合ったといいます。何を食べさせたらよいか、公園で遊ばせても大丈夫かなど。次に行ったのは、チェルノブイリ事故で汚染された地域の子どもたちを一定期間受け入れて、健康を回復させるという取り組みです。
その後、電力会社の話に。原発は怖くて使いたくない。しかし、大手電力会社はやめる気はないようだし、一体どうすればいいのか。結局、安心できる電力会社を自分たちで起こすしかないと。
いくつもの困難がありましたが、大手チョコレートメーカーが大口顧客になってくれたり、銀行員は資金を集めるための金融商品を開発し2ヶ月で億単位の資金が集まるなど、さまざまな支援を得て、現在に至っています。
理念や観念だけの脱原発ではなく、実際の生活に根付いていて、経済的にも循環しているというのがドイツの自然エネルギーの特徴です。


核施設を転用し遊園地へ

ドイツ北西部のオランダとの国境近くに「ワンダーランド・カルカー」という遊園地があります。ジェットコースターなどに囲まれた中央部に、高速増殖炉の元排気筒がそびえています。排気筒の外壁はボルダリング用の突起が付けられて登れるようになっており、中には巨大な回転ブランコが上下し、子どもたちの歓声が響いています。
チェルノブイリ事故を契機に反対運動が高まり、本格稼働前に廃止になり遊園地に転用されました。今では、年間60万人の観光客が押し寄せています。
日本では電力自由化が始まったばかり。電力会社は300社ぐらいあり、玉石混交の状態です。
国によって、超えなければならないハードルは異なります。ドイツと同じように、日本でもできるとは限りません。しかし、日本にあった方法を考え、歩むことをやめなければ、自然エネルギーの推進も、きっと実現できるはずだと確信しています。

(聖教新聞 2016年11月18日(金)付け 自然エネ導入進むドイツ ドキュメンタリー監督 海南友子さんに聞く)


以上となります。
日本は大きな災害を受けてからというもの、聖教新聞には脱原発や自然エネルギーの利用に関する記事が多く見られるようになりました。私も今後の電力の動向について強く興味をもっている方なので、このような記事が多く載ることはうれしく思います。

ちなみにシェーナウ電力会社のHPは以下リンク先となります。
https://www.ews-schoenau.de/ews/struktur/

今回の記事で学んだことは、自分の心に秘めているだけではなく、色々な方々と語り合う事。
また、何かを頼るのではなく、今自分ができることから行動を起こす事、というでした。
私個人としても、オオマサガスをどのようにしたら世の中のために普及できないかと思う今日この頃です。
ありがとうございます。

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