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13 2017

世界広布新時代第23回本部幹部会 池田先生スピーチ(1994年1月の新春幹部会)

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170213青梅

「世界広布新時代 青年拡大の年」の開幕を祝賀して巣鴨の東京戸田記念講堂で開催された「世界広布新時代第23回本部幹部会」(2017年1月7日)の席上、池田先生のスピーチ映像が上映されました。
この映像は、1994年1月に行われた「新春幹部会」でのものです。本年の躍進を期し、勇気と希望の声を響かせながら、地域広布にまい進する友の指針として掲載されましたので紹介致します。


本部幹部会で紹介された池田先生の指針 拡大の一念強く 破竹の勢いで進め

一、全国の皆さま、あけましておめでとうございます!
皆さま方が、健康で、希望に燃えて、幸福になっていかれますように、そしてご長寿であり、無事故でありますように、私は毎日、真剣にご祈念してまいります。
「人材育成」――。私は本年、この重要な課題に、全力をあげる決心である。その意味を含め、少々、お話しさせていただきたい。


信仰者とは「育ち続ける人」 強盛な信心を燃やし成長の一年に

一、作家・吉川英治氏の随筆(『折々の記』、『吉川英治全集』52所収、講談社)に、こうあった。
「育つものを見るのは気もちがいい。ぼくは、育つものが好きである」
吉川氏は、「土」でいうなら、新芽が土を割って出る5月の大地が好きだという。私も同じである。
「反対に、おなじ土でも、たとえば現代の寺院などに立ち入ると、あの数世紀間も踏み固められたまま、冷んやりしきった土」は、「育つものを生む何の力も失った」土であり、「何の希望もよろこびも足の裏から触れて来ない」と氏は比較している。
その通りであると思う。至言である。
また、「人間のばあいにしてもそうである。『もう育ちはない』と思われる人と対坐していると、堪らない退屈が座間にただよい、こっちも、やりきれないものに鬱してしまう(憂鬱になる)」と。
氏は「育つ人、育ちのない人の差」は、年齢には関係がない、年をとっていても「ゆたかな生命のひろがりを覚えさせる」人もいる、と書いている。
随筆を、氏は、こう結んでいる。
「地球自体の生態は、四季不断に、何かを育てたがっているものにちがいない」と。
宇宙には「育てる力」がある。生命には「育つ力」がある。
氏の言うように、地球は、いつも何かを「育てよう」としている。春も夏も秋も冬も。花を育てよう、木を育てよう、と。
宇宙の「育てる力」。生命の「育つ力」。――その根源が妙法である。その実践が信心である。
「妙とは蘇生の義なり」(御書947㌻)と日蓮大聖人は仰せである。
妙法に連なっていけば、どこまでも生き生きと「成長」「発展」の軌道を進んでいける。個人も、団体も、国も、この方程式は変わらない。ゆえに信仰者とは「育ち続ける人」でなければならない。
また、仏意仏勅の創価学会は「育ち続ける団体」である。そして「人材をつくる」団体、「有意な人間を社会に輩出する」団体なのである。
伸びていく樹は美しい。伸びていく人間は美しい。生き生きと光っている。
成長もなく愚痴や批判ばかり、妬みばかりの人生は、感動もなく、美しくもない。
法華経の薬草喩品に、こうある。
「一切の諸樹は 上中下等しく 其の大小に称いて 各生長することを得」(妙法蓮華経並開結248㌻)
――すべての諸々の樹木は、(性質や能力などで)上の木も、中ほどの木も、下の木も、平等に、その大小にしたがって、それぞれが成長できる――と。
人間にも、さまざまな機根がある。しかし、だれびとたりとも、「信心」があるかぎり、妙法の雨に潤い、ぐんぐん伸びていける。育っていける。その広々とした生命の法理が、ここには説かれている。
私どもは生活に「根」を張り、希望の「太陽」に顔を向けて生きたい。そして本年を、老いも若きも、生き生きと「伸びゆく年」にしてまいりたい。


真剣の一人が環境を変える

一、日蓮大聖人は、関東の天地で活躍する門下の曾谷殿――今の千葉県、茨木県の一部にあたる下総(しもうさ)の曾谷教信(そやきょうしん)に、こう仰せである。
「今法華経と申すは一切衆生を仏になす秘術まします御経なり、所謂地獄の一人・餓鬼の一人・乃至九界の一人を仏になせば一切衆生・皆仏になるべきことはり顕る、譬えば竹の節を一つ破ぬれば余の節亦破るるが如し」(御書1046㌻)
――今、法華経という経は、一切衆生を仏にする秘術をそなえた御経である。いわゆる地獄界の一人、餓鬼界の一人、(さらに畜生界、修羅界…という)九界の一人を仏にすれば、一切衆生が、みな仏になれるという法理が、あらわれる。たとえば、竹の節を一つ破れば、他の節も、次々に破れるようなものである。(十界互具であるゆえに、たとえば地獄界の一人が成仏できるということは、その地獄界を具する九界の人々も成仏できる証明となる)――。
病気、経済苦、心の苦しみ――地獄の苦悩にある「一人の人」。その人を成仏させられるかどうか。その人が絶対の幸福をつかめるかどうか。それができるのが法華経である。それができることが、一切の人を救える証明となるのである。仏法は大きい。一切を救う。その大きさも「一人の人間」に集約され、すべて含まれているのである。
「一人」が成仏すれば、周囲の人々をも成仏の軌道へ導ける。
一家も、一族も、また友人も、たとえ地獄界、餓鬼界の苦しみにある人であっても、希望や幸福へと方向づけてあげられる、それが妙法の力である。
「一人の人間革命」が、やがて「世界の変革」をも、成し遂げていく――その根本原理も、ここにある。
ゆえに、大事なのは、強盛なる信心の「一人」である。一人の「一念」であり、「心」である。
環境がどうあれ、魂の「金の城の人」が一人いれば、「黄金の人材」さえ一人いれば、すべてを良き方向へ、幸福の方向へと開いていける。この「真剣の一人」を育て、「真剣の一人」に育ちながら、私どもは進んでいきたい。
学会員一人一人が、真金の人と輝くならば、全人類も、「幸福」へ、「安穏」へ、「平和」へと導いていけないはずがない。
事実、学会の発展と、歩調を合わせえるかのように、日本と世界の歴史も、大きく転換してきた。
その意味から、学会こそ、「日本の柱」「世界の光」との気概で進みたい。
私どもは、この偉大なる仏法を、さらに深く体得し、広布に生きる人生の喜びを満喫しながら、前身してまいりたい。
そして、この一年、「境涯の拡大」「功徳の拡大」「友情の拡大」「広布の拡大」「団結の拡大」「励まし合いの拡大」へ、「破竹の勢い」で進んでまいりたい。
「拡大しよう」という一念、祈りによって、自分自身の人生が大きく、楽しく広がっていくのである。
全国の皆さまが、風邪をひかれませんよう、重ねてお祈り申し上げ、年頭のスピーチとさせていただきたい。

(聖教新聞2017年1月17日(火)付 世界広布新時代第23回本部幹部会 池田先生スピーチ(1994年1月の新春幹部会) )

本当にありがとうございます。
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