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31 2017

創価学園卒業式2017年3月16日 池田先生メッセージ

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170331春

創価学園の卒業式が3月16日、東京・関西の各キャンパスを音声と映像でつなぎ、晴れやかに開催されました。また、同日、札幌創価幼稚園の卒園式も行われました。学園最高顧問の原田会長は関西創価中学・高校での卒業式に出席し、創立者の池田大作先生より和歌とメッセージをいただきましたので紹介いたします。

英知の世界市民と光れ 幸福の花勝利の花を自分らしく 友情こそ嵐を越えゆく力 「理想の旗」高らかに進め

一、深く結ばれた心と心に距離はありません。私の心はきょうも、わが学園生と一緒です。
 栄えある卒業生の皆さん、よく通い、よく学び、よく鍛え、よく頑張り抜いてくれました。私は、一人一人とがっちり命の握手を交わしながら、ねぎらい、讃えたい。
 そして、きょうの日を誰よりも喜び見つめておられる、お父さん、お母さん、ご家族の方々に、心よりお祝いを申し上げます。
 見違えるほどに成長した卒業生の晴れ姿こそ、ご一家の勝利の春の象徴です。
 教員の先生方、職員の方々も、本当にありがとうございます。また、陰に陽にお世話になってきた、すべての方々に、創立者として深く御礼を申し上げます。
 創価学園が創立されて50年――。この佳節に旅立つ皆さんが、これから10年、20年、30年、さらに50年先の学園創立100周年のその時、いかに偉大なリーダーとなって活躍してくれていることか。
 君たち、貴女たちの無限に輝きわたる希望の未来に思いをはせながら、はなむけの言葉を贈ります。


失敗から学び前へ

一、きょうは、あらためて三つの「負けじ魂」を確認し合いたい。
 第一に申し上げたいのは、「失敗から学ぶ勇気の負けじ魂を!」ということです。
 青春時代は、なかなか、うまくいかないことや思うようにならないことの連続です。
 しかし、偉大な前進をしている人は、実は皆、何度も壁にぶつかっている。失敗することも多い。それは常に勇敢に挑戦しているからです。ゆえに、決してへこたれない。むしろ、試練や失敗から学んで、いよいよ大きく進歩し続けていくのです。
 私が共に2冊の対談集を発刊した韓国の大教育者・趙文富博士(済州大学元総長)も苦難をバネに学び抜いた方です。
 博士は、経済的な理由から小学校を卒業すると進学せず、すぐに働かざるを得ませんでした。落胆する中で、朝、ふと目に留まる光景がありました。セメントで固められた垣根の隙間から伸びる一本の草でした。暗がりから太陽の光を求めて、伸びよう伸びようとしています。
 若き趙博士は不屈の生命力に感動しました。
 「その偉大な力があるかぎり、この草もやがて花を咲かせ、実を結ばないはずがない」「私も、太陽に向かって、人生の固く困難な垣根を打ち破ってみせよう」と。
 それから、趙博士は仕事の合間をぬって猛勉強を開始しました。念願かなって夜間中学へ進み、さらに学びに学んで、偉大な社会貢献の力を鍛え上げていかれたのです。
 学ぶ勇気、学び抜く負けじ魂は、何ものにも屈しない太陽です。
 どんな逆境にあろうとも、また、どんな失敗があろうとも、そこから、わが生命を光らせて道を開き、たくましく朗らかに価値を創造していく皆さんであってください。 


生命の劇をつづれ

一、第二に、「嵐の時こそ負けじ魂の絆を強く深く!」と贈りたい。
 わが学園生は、かけがえのない私の後継です。その学園生に受け継いでもらいたい宝があります。それは「友情」です。創価学園の五原則にも、「友情の深さ・一生涯の友情」とある通りです。
 私の人生は波瀾万丈の使命の大闘争でした。嵐に次ぐ嵐の連続であったといっても過言ではありません。しかし、どんな時にも揺るがない信頼で苦楽を分かち合う友人がいました。同志がいました。
 この誉れ高き友情の叙事詩を、私は小説『新・人間革命』に書き残しています。
 思えば、フランスを代表する2人の大文豪、ビクトル・ユゴーとアレクサンドル・デュマも、誠実なる友情で結ばれていました。それは、迫害の真っ只中にあっても、いささかも変わらなかった。
 この負けじ魂の絆があればこそ、『レ・ミゼラブル』『モンテ・クリスト伯』などの大傑作も生まれたのです。
 わが学園で育まれた皆さん方の友情から、いかなる嵐も越えて、どれほど麗しく、どれほど壮大な生命のドラマが生まれていくか、私は何よりの楽しみとしています。


人間革命の哲学

一、第三に、「人類の宿命をも転換する負けじ魂の挑戦を!」と申し上げます。
 今、時代は大きく揺れ動いております。その中で、いよいよ真価を発揮するのが、わが東西の学園キャンパスに漲る「生命尊厳」の精神です。世界平和への大情熱です。
 パグウォッシュ会議の創設者で、核兵器の廃絶に生涯を捧げられたロートブラット博士も、創価教育に絶大なる期待を寄せてくださいました。
 博士は青年たちに、自分を起点として、家族へ、地域へ、社会へ、国家へ、さらには人類全体へ、変革の波を起こしていこうと呼び掛けられました。
 ロートブラット博士をはじめ、マンデラ氏、ゴルバチョフ氏、ローザ・パークスさん、マータイ博士、エスキベル博士等々、私の世界の友人たちは、平和、人権、人道、平等、環境、共生など、理想の旗を高らかに掲げて、人類史の変革に挑んできました。
 いずれの変革にあっても、その中心に立つのは自分自身です。ゆえに自分が変われば、世界も変えていくことができる。これが、創価の「人間革命」の哲学であります。
 ゆえに皆さんも、今いる場所で、自分にできることから変えていくことです。まずは学び、力をつける。一番身近な、お父さんやお母さんを大切にして親孝行をする。
 そして、一日また一日、世界市民として開かれた英知と人格を磨き、やがて人類の宿命をも転換しゆく負けじ魂の挑戦を、断固と貫いていただきたいのであります。


母校の誇りを胸に

一、ともあれ、わが学園生の可能性は無限大です。どうか、われらの武蔵野の大地、また交野の大地、さらに枚方の大地から、冬を勝ち越えて萌え出ずる春の花のごとく、伸び伸びと自分らしく、桜梅桃李の幸福の花、勝利の花を咲き薫らせていってください。
 愛する学園生に、健康あれ! 福徳あれ! 栄光あれ! そして、世界一の母校と世界一の学友を誇りに、胸を張って前進を! と祈りつつ、一首を贈ります。
  
 打ち鳴らせ
  希望の暁鐘を
     この地球に
   若き創価の
    英知と勇気で
  
 いつもいつも、見守っています。皆さん、お元気で! 学園生、万歳!(大拍手)

(聖教新聞2017年3月17日(金)付 創価学園卒業式2017年3月16日 池田先生メッセージ)

ありがとうございます。
負けじ魂の勝利の歴史を開いてまります。
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