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21 2017

6・30学生部結成60周年 新指導集が完成 池田先生が「発刊に寄せて」を綴る

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170521学生

 結成60周年を記念する男女学生部の新指導集『先駆の誇り』が発刊されました。これは、池田先生の折々の指導、海外大学講演、御聖訓20選などが収められています。池田先生が「発刊に寄せて」を綴られましたので掲載させていただきます。

新指導集『先駆の誇り』 発刊に寄せて

 私は、瞳を輝かせて学びゆく学生が大好きである。
 私は、胸を張って信条を語る学生が大好きである。
 私は、汗を流して先駆の行動を貫く学生が大好きである。
 幸福にも、私の人生は常に、愛してやまない、信じてやまない学生たちと共にある。
 ゆえに、いついかなる時も、喜びは尽きない。希望は尽きない。誇りが尽きることはないのだ。
 1957年(昭和32年)の6月30日、わが師・戸田城聖先生のもと、創価学会学生部は誕生した。
 時は満ち、世界広宣流布の新たな暁鐘を打ち鳴らす、結成60周年、誠におめでとう!
 
 今、日本中、世界中で、知勇兼備の男子学生部、福智輝く女子学生部の友が、地涌の誓願のままに潑剌と前進してくれている。
 学生部出身の先輩たちも、それぞれの国、それぞれの分野で、仏法の生命哲理を掲げて、いまだかつてない民衆指導者の陣列を築き上げてくれた。
 戸田先生も会心の笑みを浮かべておられるに違いない。
 学生部ありて、創価の人材城は勝った。これからも、わが学生部が断固として勝ち栄えさせていくのだ。
 学生部の魂――それは師弟不二の精神である。師弟こそ、限りない人間革命の軌道であり、立正安国の原動力であるからだ。
 日蓮大聖人は、「大悪は大善の来るべき瑞相なり、一閻浮提うちみだすならば閻浮提内広令流布はよも疑い候はじ」(御書1467ページ)と仰せになられた。
 御聖訓を拝しつつ、恩師と私が「今こそ学生部を創る時なり」と語り合ったのは、結成の前年の春であった。
 人類が東西の冷戦に引き裂かれ、核兵器の拡散も憂慮される緊迫の情勢にあって、「地球民族主義」の理念を体した若き先駆の世界市民の本格的な育成を、恩師は心に期しておられた。
 とともに、目覚ましく躍進する創価の民衆運動を蹂躙せんと、権力の魔性が蠢動する中で、何ものにも屈しない正義の言論の潮を起こそうとなされたのである。
 
 師弟で準備を重ねること一年、ついに結成大会を迎えた。東京・港区の麻布公会堂に集った約500人の精鋭を前に、恩師は「うれしいね。学生部は、私が、どうしても創りたかった組織だよ」と、それはそれは喜ばれた。
 弟子の私は、けなげな同志を不当な迫害から守り抜く人権闘争の真っ只中にあって、北海道の地より万感の祝電を送った。
 この学生部の出現を踏まえ、2カ月ほど後の9月8日に、恩師は、神奈川・三ツ沢の競技場で、世界の民衆の生存の権利を謳う「原水爆禁止宣言」を師子吼されたのである。
 師の構想を、師の分身となって実現するのが、弟子の使命だ。とりわけ、時代の趨勢を鋭く察知し、未来を見据えながら、仏子を厳護し、世界平和を創出していくのが、創価の普賢菩薩たる学生部である。
 だからこそ私は、学生部に「御義口伝」を講義し、日蓮仏法の真髄を研鑽し合った。「日中国交正常化」をはじめ、重要な社会への提言は、わが学生部の集いで行ってきた。
 そして今も、毎年の「SGIの日」記念提言を、なかんずく学生部の友に託す思いで重ねている。
 若き英才の君たち、貴女たちが、柔軟な発想と烈々たる情熱で、必ずや新しき地球社会を創造してくれると信ずるからだ。
 学生部の強さ――それは人間主義の英知である。創価学会という正義の民衆の大地でこそ、鍛えられ、磨き上げられる智慧だ。
 日蓮大聖人は、「父母は養育の恩深し一切衆生は互に相助くる恩重し」(御書435ページ)と仰せになられた。
 簡潔な御文の中に、人類共生への思想の要諦となる、壮大な生命の連関が明かされている。
 さらに大聖人は、命にも及ぶ佐渡流罪の大難にあられて悠然と、「本より学文し候し事は仏教をきはめて仏になり恩ある人をも・たすけんと思ふ、仏になる道は必ず身命をすつるほどの事ありてこそ仏にはなり候らめと・をしはからる」(御書891ページ)と記しておられた。
 この大聖人に直結して、生命尊厳、人間尊重の大仏法を真摯に探究し、勇敢に実践する学生部こそ、父母をはじめ、恩ある衆生に誠実に尽くしながら、「同じ地球で共に生きる」平和と人道の大連帯を広げゆく先駆のリーダー群なのである。
 
 アメリカの人権の母エレノア・ルーズベルトは語った。
 「我々が、平和を実現するための唯一の方法と信じる道――それは、人間自身を根本から変革することです」(Eleanor Roosevelt,This Troubled World,H.C.Kinsey&Company Inc.)
 一人一人が生老病死の苦悩を打開しゆく「人間革命」の哲学がいやまして渇仰されているといってよい。
 今、創価の若き哲人たちが、自行化他の題目を朗々と唱え抜きながら、身近な自身の課題にも、友の悩みにも、社会の改革にも、励まし合いながら挑みゆく一日一日の積み重ねによって、どれほど偉大な知性と人格が錬磨されていくことであろうか。
 思えば、20世紀を代表する英国の歴史家トインビー博士は、私との対談で展望されていた。
 「新しい文明を生み出し、それを支えていくべき未来の宗教というものは、人類の生存をいま深刻に脅かしている諸悪と対決し、これらを克服する力を、人類に与えるものでなければならないでしょう」(『二十一世紀への対話』、『池田大作全集』第3巻収録)と。
 この新たな地球文明の創造へ、創価の世界宗教の真価を、いよいよ発揮する本舞台が、わが不二の学生部を待っているのだ。
 学生部の誉れ――それは、生涯不退の信心である。何があろうとも、水の流れるが如く青春の誓いに生き抜く最極の信念である。
 御書に「我五百塵点劫より大地の底にかくしをきたる真の弟子あり・此れにゆづるべし」(905ページ)と仰せの通り、最も困難な末法の広宣流布を託されるのが地涌の菩薩である。「志念力は堅固にして」「其の心に畏るる所無し」(法華経466ページ)である。
 不思議にも、世界広布新時代の今この時に、願って生まれ合わせた学生部だ。一人ももれなく、計り知れない地涌の大力がある。

 私の敬愛する友人であった、アフリカの人権の巌窟王ネルソン・マンデラ元大統領は、「新しい世界を勝ち取るのは」一体、誰か? と問いを立てられた。それは、「腕組みして傍観する者」などでは決してないと断言される。
 そして、「暗澹たるときでも真実を見限ることなく、あきらめることなく何度も試み、愚弄されても、屈辱を受けても、敗北を喫してもくじけない人に、栄誉は与えられます」と結論された。(『ネルソン・マンデラ 私自身との対話』長田雅子訳、明石書店)
 真の地涌の学徒には、悲嘆も、失望も、諦めもない。ただあるのは、前へ前へと進みゆく、逞しき楽観主義と不屈の負けじ魂である。

 学生部の栄光は、即、「悪口罵詈」「猶多怨嫉」の難を耐え忍びながら、道なき道を切り開いてくれた無名にして崇高なる広布の父母たちの栄光である。
 一閻浮提広宣流布という永遠の人間共和の大建設を、私は全世界の創価家族と共に、すべて「先駆の誇り」の学生部に託したい。
 10年先、20年先、30年先、そして、学生部結成100周年の折の君たち、貴女たちの晴れ姿が、わが命には、鏡の如く鮮烈に浮かぶ。これこそ、私の人生の最上のロマンである。
 さあ、創価の世界市民の凱歌を、限りなく轟かせてくれたまえ!
 私と共に! 同志と共に! 未来永劫の学生たちと共々に!
  
 2017年 6・30 学生部結成60周年を祝して

(聖教新聞2017年4月21日(金)付 6・30学生部結成60周年 新指導集が完成 池田先生が「発刊に寄せて」を綴る)

本当にありがとうございます。
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