さすらいの薪人 心に刻む言葉

自身の薪ライフや、クリーンエネルギー、緑内障の目の状況、昔の海外生活や、思想哲学、生命尊厳の創価哲学など、かって気ままに綴ります。

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170401卒業

創価大学の第43回、創価女子短期大学の第31回卒業式が2017年3月18日午後、東京・八王子市の創大キャンパスで挙行されました。またタイの名門・タマサート大学のノーラニット・セータブット評議会議長が祝辞を述べられました。式典は創大(創大記念講堂)と短大(創大中央教育棟・ディスカバリーホール)に分かれて開催され、創大最高顧問の原田会長が出席し、創立者の池田大作先生より和歌とメッセージをいただきましたので紹介いたします。


君らこそ黄金時代を開いた旗手 世界を照らす光たれ!

一、今、我らの創価教育は、新たな黄金時代を迎えております。
 この黄金時代を先頭に立って開き築いてくれた旗手たちこそ、きょう巣立ちゆく卒業生の皆さんです。
 晴れやかな門出を迎えた、創価大学43期生の皆さん、創価女子短期大学31期生の皆さん!
 共に誇り高き世界市民の青春を乱舞した最優秀の留学生の皆さん、また、深き探究の歴史を刻んだ大学院生の皆さん、そして、尊き「学の光」に輝く通信教育部の皆さん! ご卒業、本当におめでとう!
 私の心は、皆さん一人一人に学位記を手渡しながら、健闘を讃え、祝福する思いで、式典に臨んでおります。
 わが創大・わが短大は「人間教育の最高学府」であります。ゆえに、本学からの卒業証書は、誰よりも苦労を重ねて皆さんを育み、大学まで送り出してくださった父上や母上方に、感謝と報恩の決意を込めて捧げていただきたいと、私は願っております。ご家族の方々、誠に誠におめでとうございます(大拍手)。
 本日は、タイ王国の名門・国立タマサート大学評議会議長のノーラニット博士ご夫妻をはじめ、世界の一流の知性の先生方に見守っていただき、これにまさる光栄はございません。
 ご来賓の諸先生方、本当にありがとうございます。
 また、教員の先生方、職員の方々の薫陶に、心より御礼を申し上げます。


「民衆の大地」に希望と正義を!

一、いよいよ社会の本舞台で「創価の大光」を放ちゆく皆さんの出発に当たり、三つの「光」を確認し合い、はなむけとさせていただきたい。
 第一に、「民衆の大地を照らす希望と正義の光たれ」ということであります。私は皆さんの創立者として、世界各国の大学を訪問し、友情を結んで、教育・学術交流の道を開いてきました。
 今、その道に皆さんが続いてくれ、相互の留学生の往来などが明るく賑やかに広がっていることは、何よりの希望です。
 ここにこそ、地道でありながら、いかなる分断も越えて、世界の青年と青年、また民衆と民衆の心をつなぎ、未来の平和を創造しゆく最も確実な軌道があると信ずるからであります。
 その中でも、1994年の2月、バンコクを潤す母なるチャオプラヤー河の畔に広がる、タマサート大学の麗しいキャンパスを表敬し、ここにご臨席のノーラニット博士に温かく歓迎いただいたことは、ひときわ忘れ得ぬ歴史であります。
 私の命に鮮烈に刻まれて離れない、タマサート大学の精神があります。
 それは、正義の言論の力で民衆に貢献したタマサート大学の卒業生が語り、脈々と受け継がれてきた信条であります。
 すなわち、「私はタマサート大学を愛する。なぜなら、タマサート大学が私に民衆を愛することを教えてくれたからである」と。
 何と素晴らしい、何と我ら創価教育の魂と一致する母校愛でありましょうか。
 ここで、最大の敬意と連帯を込めて、大拍手を送りたいと思うが、どうだろうか!(大拍手)
 皆さんもまた、「私は創大を愛する。短大を愛する。なぜなら、私に民衆を愛することを教えてくれたからである」と胸を張っていただきたい。
 そして、皆さんの活躍と栄光を、わが喜びとして祈ってくれている日本中、世界中の善意の父母たちに応えながら、民衆の大地を照らす「希望の光」「正義の光」を、いやまして赫々と強めていただきたいのであります。


生命尊厳の世紀 告げる先駆と

一、第二に申し上げたいのは、「生命尊厳の世紀を告げる先駆の光たれ」ということです。
 今回は、わが看護学部の栄光の一期生も羽ばたいていきます。先駆の誉れを胸に、立派な模範を示してくれました。本当にありがとう!(大拍手)
 創価教育の父・牧口常三郎先生は、一切の価値の根本基準を「生命」と定めました。
 その意味において、「生命の尊厳」を探究し、「生きる力」を引き出しながら、「共に勝利の人生」を開きゆく、新たな看護の人材群が躍り出ることを、牧口先生も、いかばかりお喜びくださるか。
 私は感無量であります。
 空前の少子高齢社会を迎えて、病気や老い、さらに死という根源的な苦悩にどう立ち向かうかが、ますます切実な課題となっております。
 わが創大・短大は、看護学部はもとより、大学を挙げて「生命尊厳」の智慧と慈愛を育む「平和のフォートレス」であります。ゆえに、このキャンパスに学んだ創価同窓こそ、「生老病死」の打開に挑みゆく先駆の連帯なりと、私は宣言したいのであります。
 「生涯学習」「生涯青春」の鑑である通信教育部の皆さんも、その頼もしき要の存在であります。
 本日は、イギリスの誇る「私学の雄」バッキンガム大学のジョン・ドリュー先生もお越しくださっております。
 イギリスが生んだ近代看護の母・ナイチンゲールは、「私たちが共に生きているかぎりは、お互いの幸せのために生きていこうではありませんか」(湯槇ます監修・薄井坦子他編訳『ナイチンゲール著作集 第三巻』現代社)と語っておりました。
 さらに、自らの仕事を「ひろがりのある大きな仕事」(同)と意義づけて、団結を築いていくことを呼び掛けております。
 皆さんも、これから取り組む一つ一つの仕事、また縁する一人一人を大切にしていってください。
 そして、自他共に「生命」に秘められた無限の力を信じ、解き放ち、結び合いながら、幸福と平和のスクラムを、自らが立つその場所から拡大していっていただきたいのであります。


一度、倒れても再び立ち上がれ

一、第三に、「不屈の勝利を飾る黄金の光たれ!」と申し上げたい。
 この四年間、また二年間、皆さん方をずっと見守ってきて、私が感動を禁じ得ないのは、一人一人が試練に負けず、「苦難は宝」とたゆみない努力を貫き通し、目を瞠る大成長を遂げてくれたことです。
 本日は、ドイツの六百年余の伝統輝くライプチヒ大学のバーバラ・ドリンク教授も参加してくださっています。ライプチヒ大学は、大文豪ゲーテの母校でもあります。
 私の大好きなゲーテの言葉に、「理想においてはすべてが躍動(élans)に、現実においてはすべてがねばり強さにかかっている」(岩崎英二郎・関楠生訳『ゲーテ全集13』潮出版社)とあります。
 人生は、マラソンにも、そして駅伝にも譬えられる長い戦いです。風雪もある。険しい坂もあれば、予期せぬ波乱もある。
 ひとたびは力尽きて倒れることもあるかもしれない。しかし、転んでもまた立ち上がる。母校での誉れの青春の原点を思い起こし、再び生命を躍動させ、ただただ粘り強く、前へ前へ進み抜いていく以外にありません。その先にのみ、栄光があり、勝利があるからです。
 東洋の大先哲の至言に、「石は焼けば灰となる。金は焼けば真金となる」とあります。
 創価に学んだ皆さんは、一人ももれなく「金」の若人です。
 焼き尽くされるような艱難にあっても、断じて負けない。
 いな、それをチャンスとして断固と勝ち切り、黄金の光を世界の友へ、未来の友へと贈りゆく大使命の人なのです。
 どうか、労多きことを、むしろ誇りとして、天下一の友情で励まし合いながら、朗らかに勇敢に、不屈の挑戦、そして不屈の勝利の劇を飾っていただきたいのであります。
 私は創立者として、いつでも、どんな時でも、皆さんの青春の力走に、人生の熱闘に、力の限り大声援を送り続けています。
 愛する君たち、貴女たちの健康と和楽と凱歌を、一生涯、祈り抜いていきます。
 結びに――
  
 わが君に
  平和の襷
    託さなむ
  黄金の光を
   世界の民へと
 
 と贈り、私のメッセージとさせていただきます。
 皆さん、お元気で! きょうは、本当におめでとう!(大拍手)

(聖教新聞2017年3月19日(日)付 第43回創価大学、第31回創価女子短期大学卒業式2017年3月18日 池田先生メッセージ)

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タマサート大学 ノーラニット バッキンガム大学 ジョン・ドリュー

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170331春

創価学園の卒業式が3月16日、東京・関西の各キャンパスを音声と映像でつなぎ、晴れやかに開催されました。また、同日、札幌創価幼稚園の卒園式も行われました。学園最高顧問の原田会長は関西創価中学・高校での卒業式に出席し、創立者の池田大作先生より和歌とメッセージをいただきましたので紹介いたします。

英知の世界市民と光れ 幸福の花勝利の花を自分らしく 友情こそ嵐を越えゆく力 「理想の旗」高らかに進め

一、深く結ばれた心と心に距離はありません。私の心はきょうも、わが学園生と一緒です。
 栄えある卒業生の皆さん、よく通い、よく学び、よく鍛え、よく頑張り抜いてくれました。私は、一人一人とがっちり命の握手を交わしながら、ねぎらい、讃えたい。
 そして、きょうの日を誰よりも喜び見つめておられる、お父さん、お母さん、ご家族の方々に、心よりお祝いを申し上げます。
 見違えるほどに成長した卒業生の晴れ姿こそ、ご一家の勝利の春の象徴です。
 教員の先生方、職員の方々も、本当にありがとうございます。また、陰に陽にお世話になってきた、すべての方々に、創立者として深く御礼を申し上げます。
 創価学園が創立されて50年――。この佳節に旅立つ皆さんが、これから10年、20年、30年、さらに50年先の学園創立100周年のその時、いかに偉大なリーダーとなって活躍してくれていることか。
 君たち、貴女たちの無限に輝きわたる希望の未来に思いをはせながら、はなむけの言葉を贈ります。


失敗から学び前へ

一、きょうは、あらためて三つの「負けじ魂」を確認し合いたい。
 第一に申し上げたいのは、「失敗から学ぶ勇気の負けじ魂を!」ということです。
 青春時代は、なかなか、うまくいかないことや思うようにならないことの連続です。
 しかし、偉大な前進をしている人は、実は皆、何度も壁にぶつかっている。失敗することも多い。それは常に勇敢に挑戦しているからです。ゆえに、決してへこたれない。むしろ、試練や失敗から学んで、いよいよ大きく進歩し続けていくのです。
 私が共に2冊の対談集を発刊した韓国の大教育者・趙文富博士(済州大学元総長)も苦難をバネに学び抜いた方です。
 博士は、経済的な理由から小学校を卒業すると進学せず、すぐに働かざるを得ませんでした。落胆する中で、朝、ふと目に留まる光景がありました。セメントで固められた垣根の隙間から伸びる一本の草でした。暗がりから太陽の光を求めて、伸びよう伸びようとしています。
 若き趙博士は不屈の生命力に感動しました。
 「その偉大な力があるかぎり、この草もやがて花を咲かせ、実を結ばないはずがない」「私も、太陽に向かって、人生の固く困難な垣根を打ち破ってみせよう」と。
 それから、趙博士は仕事の合間をぬって猛勉強を開始しました。念願かなって夜間中学へ進み、さらに学びに学んで、偉大な社会貢献の力を鍛え上げていかれたのです。
 学ぶ勇気、学び抜く負けじ魂は、何ものにも屈しない太陽です。
 どんな逆境にあろうとも、また、どんな失敗があろうとも、そこから、わが生命を光らせて道を開き、たくましく朗らかに価値を創造していく皆さんであってください。 


生命の劇をつづれ

一、第二に、「嵐の時こそ負けじ魂の絆を強く深く!」と贈りたい。
 わが学園生は、かけがえのない私の後継です。その学園生に受け継いでもらいたい宝があります。それは「友情」です。創価学園の五原則にも、「友情の深さ・一生涯の友情」とある通りです。
 私の人生は波瀾万丈の使命の大闘争でした。嵐に次ぐ嵐の連続であったといっても過言ではありません。しかし、どんな時にも揺るがない信頼で苦楽を分かち合う友人がいました。同志がいました。
 この誉れ高き友情の叙事詩を、私は小説『新・人間革命』に書き残しています。
 思えば、フランスを代表する2人の大文豪、ビクトル・ユゴーとアレクサンドル・デュマも、誠実なる友情で結ばれていました。それは、迫害の真っ只中にあっても、いささかも変わらなかった。
 この負けじ魂の絆があればこそ、『レ・ミゼラブル』『モンテ・クリスト伯』などの大傑作も生まれたのです。
 わが学園で育まれた皆さん方の友情から、いかなる嵐も越えて、どれほど麗しく、どれほど壮大な生命のドラマが生まれていくか、私は何よりの楽しみとしています。


人間革命の哲学

一、第三に、「人類の宿命をも転換する負けじ魂の挑戦を!」と申し上げます。
 今、時代は大きく揺れ動いております。その中で、いよいよ真価を発揮するのが、わが東西の学園キャンパスに漲る「生命尊厳」の精神です。世界平和への大情熱です。
 パグウォッシュ会議の創設者で、核兵器の廃絶に生涯を捧げられたロートブラット博士も、創価教育に絶大なる期待を寄せてくださいました。
 博士は青年たちに、自分を起点として、家族へ、地域へ、社会へ、国家へ、さらには人類全体へ、変革の波を起こしていこうと呼び掛けられました。
 ロートブラット博士をはじめ、マンデラ氏、ゴルバチョフ氏、ローザ・パークスさん、マータイ博士、エスキベル博士等々、私の世界の友人たちは、平和、人権、人道、平等、環境、共生など、理想の旗を高らかに掲げて、人類史の変革に挑んできました。
 いずれの変革にあっても、その中心に立つのは自分自身です。ゆえに自分が変われば、世界も変えていくことができる。これが、創価の「人間革命」の哲学であります。
 ゆえに皆さんも、今いる場所で、自分にできることから変えていくことです。まずは学び、力をつける。一番身近な、お父さんやお母さんを大切にして親孝行をする。
 そして、一日また一日、世界市民として開かれた英知と人格を磨き、やがて人類の宿命をも転換しゆく負けじ魂の挑戦を、断固と貫いていただきたいのであります。


母校の誇りを胸に

一、ともあれ、わが学園生の可能性は無限大です。どうか、われらの武蔵野の大地、また交野の大地、さらに枚方の大地から、冬を勝ち越えて萌え出ずる春の花のごとく、伸び伸びと自分らしく、桜梅桃李の幸福の花、勝利の花を咲き薫らせていってください。
 愛する学園生に、健康あれ! 福徳あれ! 栄光あれ! そして、世界一の母校と世界一の学友を誇りに、胸を張って前進を! と祈りつつ、一首を贈ります。
  
 打ち鳴らせ
  希望の暁鐘を
     この地球に
   若き創価の
    英知と勇気で
  
 いつもいつも、見守っています。皆さん、お元気で! 学園生、万歳!(大拍手)

(聖教新聞2017年3月17日(金)付 創価学園卒業式2017年3月16日 池田先生メッセージ)

ありがとうございます。
負けじ魂の勝利の歴史を開いてまります。
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ロートブラット マンデラ ゴルバチョフ ローザ・パークス マータイ スキベル 桜梅桃李 創価学園 卒業式 負けじ魂