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2016
君よ師弟の大城に勝利の旗を! 11・2創価班結成40周年新指導集に対する池田SGI会長の発刊の辞
- CATEGORY創価学会三代会長ご指導
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1976年(昭和51年)の11月2日、伝統ある「輸送班」に代わる新たな人材グループとして、創価班は結成された。以来、40星霜。「冥の照覧」を誉れとして、学会厳護の使命に徹する創価班の連帯は今、世界の五大陸に。広布拡大の先頭に立つ。
新指導集には、創価班の歴史やSGI会長の小説、折々に贈られた随筆・詩・メッセージのほか、テーマごとにまとめた指針などを収録している。
ゆえに、その名を冠した「創価班」は、いずこにあっても、いついかなる時にあっても、「勝利」が宿命づけられている。
この宿命を誓願の使命として胸を張る、おお、創価班の君よ!君たちよ!
雨にも寒風にも、凜として立つ爽やかな笑顔、そして、同志を守り抜くために、わずかな兆候も見逃さない真剣なまなざし。
日本全国・全世界から宝友が集い来る広宣流布大誓堂の誓願勤行会も、「当起遠迎、当如敬仏(とうきおんごう、とうにょきょうぶつ)(当に起って遠く迎かうべきこと、当に仏を敬うが如くすべし)」(法華経677㌻)との精神で担い立ってくれている。
来日した海外の創価班のメンバーが一緒に着任し、大誠実の振る舞いを共に学び合っているとも聞いた。
折々に私が立ち寄る会館でも、創価班の丈夫が法城を厳護してくれていることが、何よりも頼もしい。
日蓮大聖人は、若き南条時光の成長を深く喜ばれ、「藍よりも青し」と仰せになられた。
藍(あい)という草から生まれ出る青は、重ねて染めることによって、藍にもまして色鮮やかに輝く。後を継ぐ弟子たちが、自分以上に立派に、そして陸続と成長してくれることこそが、師の祈りであり、喜びである。
創価班の結成から40星霜。誇り高き先輩たちは、この「出藍の誉れ」の人材の流れを迸らせてくれた。
従藍而青の青年の奔流は、励ましの水かさをいやましながら、今、世界広宣流布の滔々たる希望の大河となり、五大陸を潤し広がっている。
南米初の開催となったブラジル・リオデジャネイロでのオリンピック(2016年)には、地元リオから、創価班の友がフェンシングの種目で出場した。
彼は23歳でブラジルのランキング1位となったが、経済的な理由からフェンシングを続けることが難しくなった。しかし、創価班の先輩に激励され、唱題と弘教に励んだ。肌身離さず創価班の指導集を持ち歩き、仕事と練習と学会活動に駆けた。その祈りと努力の中で、政府からの支援金の給付を勝ち取り、晴れやかな笑顔で世紀の大舞台に立つことができたのだ。
苦難を勝ち超えゆく大闘争にこそ、信仰の真価は光る。50年前(1966年)、私がリオを初訪問した折、同志は軍事政権の下で誹謗の嵐に晒されていた。だが、「誓いは断じて果たす」との不撓不屈の題目を唱え抜き、わがリオの同志は「南米の常勝関西」と謳われる大発展を遂げたのである。
いかなる艱難も、自身の飛躍の因と捉え、成長の糧とすることだ。その一念さえ揺るがなければ、必ず道は開ける。要は、確信の題目と行動だ。全ては、諸君が偉大な指導者と育ちゆくための試練なのだ。
「熱原烈士を 身に移し」
この一節から「創価班歌」は始まる。
無名の庶民が、理不尽極まる権力の弾圧に死を賭して戦い、不惜身命を貫き通した「熱原法難」の歴史。
三烈士が殉教を遂げ、17人は追放の刑に処せられたが、一人として退転することはなかった。皆、入信間もなく、大聖人とお会いすることもなかった。しかし信仰は年数ではない。勇気で決まるのだ。
大聖人御在世の本懐たる「民衆仏法の凱歌」を轟かせた熱原烈士の勇気を、そのまま受け継ぐのが、我ら創価の師弟である。
「大法弘通慈折広宣流布」の大誓願に生き抜く学会を守ることが、「正義」を守ることであり、「民衆」を守ることである。
ありとあらゆる三障四魔を打ち破りながら、創価の正義の民衆城を永遠に勝ち栄えさせゆくことこそが、一閻浮提広布を断絶させない唯一の道であることを、断じて忘れまい。
わが恩師・戸田城聖先生は、常々、言われていた。
「学会の青年は、将に将たる器にならなければならない」と。
その訓練を、まさに創価班の先駆(せんく)として、直接、恩師から受け切れたことが、私の青春の栄光である。
「将に将たる器」 それは人知れず、人の何倍もの労苦を惜しまぬ青年に自ずと具わる王者の風格といってよい。
誰が見ていなくとも、誠実に忍耐強く「陰の戦い」に徹するからこそ、皆の苦労が鏡に映すようにわかるようになる。
職場でも、地域でも、最も大変な現場に勇敢に飛び込んで、苦しみ、もがき、悩みながらも、一歩も退かない。その流した汗と涙が、尊貴な生命の黄金の輝きと変わる。
わが直系中の直系である君たちは、「冥の照覧」という仏法の因果の理法に則った創価班の薫陶を、宿縁深き同志と共に受け切りながら、真実の「将の将たる」人間指導者と育っていっていただきたい。
30年前(1986年)、創価班の総会を報ずる「聖教新聞」の見出しとして、私は「広宣流布の責任者たれ」との指標を贈った。
君たちが、毎日の任務に当たって、「着任の誓い」を、皆で心一つに読み上げ、異体同心の団結で、絶対無事故の運営に臨んでくれていることも、私は知っている。その最後の一文には、「広宣流布の全責任を担い、地域の発展と勝利のために尽くす」とある。
広布の新たな拡大の波動は、この「責任」を自覚した青年が一人立ち上がるところから始まる。
「私が創価学会だ。何があろうとも、私は戦い続ける!」。この一人立つ王者の心が、この世で最も強く、最も尊いのだ。
あの地でも、、この地でも、わが創価班の君が、一人立ち上がる。 これこそが、私の希望であり、喜びである。君の勝利が、私の勝利なのだ。
全世界のいずこの場所であろうと、一人立つ諸君の生命と、私の生命とはつながっている。
さあ、今日も、無名の尊き民衆の凱歌のため、破邪顕正の宝剣を掲げ、見事なる青春勝利の指揮を執ってくれ給え!
全世界の若き地涌のスクラムの先頭に立って、新たな青年拡大の突破口を、断固と頼む。
不二の弟子たる創価班、万歳!
結成40周年、おめでとう!
勝利こそ
わが後継の
旗印
君よ掲げよ
師弟の大城に(しろ)
2016年11月2日
「創価班結成記念日」を祝して
(聖教新聞 2016年11月2日(水)付 君よ師弟の大城に勝利の旗を!)
本当にありがとうございます。
我が地域において、報恩感謝の心で、一人立つ精神で、必ず勝利の旗を打ち立てて参ります。
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君よ師弟の大城に勝利の旗を!
結成40周年の11・2「創価班の日」を記念して、このほど、新指導集「師弟の大城」が完成した。これには、池田SGI会長が発刊の辞「君よ 師弟の大城に勝利の旗を!」を寄せた。1976年(昭和51年)の11月2日、伝統ある「輸送班」に代わる新たな人材グループとして、創価班は結成された。以来、40星霜。「冥の照覧」を誉れとして、学会厳護の使命に徹する創価班の連帯は今、世界の五大陸に。広布拡大の先頭に立つ。
新指導集には、創価班の歴史やSGI会長の小説、折々に贈られた随筆・詩・メッセージのほか、テーマごとにまとめた指針などを収録している。
「創価」とは「勝利」の異名
「創価」とは「勝利」の異名なり。ゆえに、その名を冠した「創価班」は、いずこにあっても、いついかなる時にあっても、「勝利」が宿命づけられている。
この宿命を誓願の使命として胸を張る、おお、創価班の君よ!君たちよ!
雨にも寒風にも、凜として立つ爽やかな笑顔、そして、同志を守り抜くために、わずかな兆候も見逃さない真剣なまなざし。
日本全国・全世界から宝友が集い来る広宣流布大誓堂の誓願勤行会も、「当起遠迎、当如敬仏(とうきおんごう、とうにょきょうぶつ)(当に起って遠く迎かうべきこと、当に仏を敬うが如くすべし)」(法華経677㌻)との精神で担い立ってくれている。
来日した海外の創価班のメンバーが一緒に着任し、大誠実の振る舞いを共に学び合っているとも聞いた。
折々に私が立ち寄る会館でも、創価班の丈夫が法城を厳護してくれていることが、何よりも頼もしい。
創価班の「青」とは「従藍而青」の青
創価班の「青」とは「従藍而青」(じゅうらんにしょう)の青なり。日蓮大聖人は、若き南条時光の成長を深く喜ばれ、「藍よりも青し」と仰せになられた。
藍(あい)という草から生まれ出る青は、重ねて染めることによって、藍にもまして色鮮やかに輝く。後を継ぐ弟子たちが、自分以上に立派に、そして陸続と成長してくれることこそが、師の祈りであり、喜びである。
創価班の結成から40星霜。誇り高き先輩たちは、この「出藍の誉れ」の人材の流れを迸らせてくれた。
従藍而青の青年の奔流は、励ましの水かさをいやましながら、今、世界広宣流布の滔々たる希望の大河となり、五大陸を潤し広がっている。
創価班の「笑顔」は「不屈の魂」の光
創価班の「笑顔」は「不屈の魂」の光なり。南米初の開催となったブラジル・リオデジャネイロでのオリンピック(2016年)には、地元リオから、創価班の友がフェンシングの種目で出場した。
彼は23歳でブラジルのランキング1位となったが、経済的な理由からフェンシングを続けることが難しくなった。しかし、創価班の先輩に激励され、唱題と弘教に励んだ。肌身離さず創価班の指導集を持ち歩き、仕事と練習と学会活動に駆けた。その祈りと努力の中で、政府からの支援金の給付を勝ち取り、晴れやかな笑顔で世紀の大舞台に立つことができたのだ。
苦難を勝ち超えゆく大闘争にこそ、信仰の真価は光る。50年前(1966年)、私がリオを初訪問した折、同志は軍事政権の下で誹謗の嵐に晒されていた。だが、「誓いは断じて果たす」との不撓不屈の題目を唱え抜き、わがリオの同志は「南米の常勝関西」と謳われる大発展を遂げたのである。
いかなる艱難も、自身の飛躍の因と捉え、成長の糧とすることだ。その一念さえ揺るがなければ、必ず道は開ける。要は、確信の題目と行動だ。全ては、諸君が偉大な指導者と育ちゆくための試練なのだ。
創価班の「凱歌」こそ「民衆仏法の凱歌」
創価班の「凱歌」こそ「民衆仏法の凱歌」なり。「熱原烈士を 身に移し」
この一節から「創価班歌」は始まる。
無名の庶民が、理不尽極まる権力の弾圧に死を賭して戦い、不惜身命を貫き通した「熱原法難」の歴史。
三烈士が殉教を遂げ、17人は追放の刑に処せられたが、一人として退転することはなかった。皆、入信間もなく、大聖人とお会いすることもなかった。しかし信仰は年数ではない。勇気で決まるのだ。
大聖人御在世の本懐たる「民衆仏法の凱歌」を轟かせた熱原烈士の勇気を、そのまま受け継ぐのが、我ら創価の師弟である。
「大法弘通慈折広宣流布」の大誓願に生き抜く学会を守ることが、「正義」を守ることであり、「民衆」を守ることである。
ありとあらゆる三障四魔を打ち破りながら、創価の正義の民衆城を永遠に勝ち栄えさせゆくことこそが、一閻浮提広布を断絶させない唯一の道であることを、断じて忘れまい。
創価班の「栄光」は「冥の照覧」
創価班の「栄光」は「冥の照覧」なり。わが恩師・戸田城聖先生は、常々、言われていた。
「学会の青年は、将に将たる器にならなければならない」と。
その訓練を、まさに創価班の先駆(せんく)として、直接、恩師から受け切れたことが、私の青春の栄光である。
「将に将たる器」 それは人知れず、人の何倍もの労苦を惜しまぬ青年に自ずと具わる王者の風格といってよい。
誰が見ていなくとも、誠実に忍耐強く「陰の戦い」に徹するからこそ、皆の苦労が鏡に映すようにわかるようになる。
職場でも、地域でも、最も大変な現場に勇敢に飛び込んで、苦しみ、もがき、悩みながらも、一歩も退かない。その流した汗と涙が、尊貴な生命の黄金の輝きと変わる。
わが直系中の直系である君たちは、「冥の照覧」という仏法の因果の理法に則った創価班の薫陶を、宿縁深き同志と共に受け切りながら、真実の「将の将たる」人間指導者と育っていっていただきたい。
創価班とは「一人立つ」広宣流布の責任者
創価班とは「一人立つ」広宣流布の責任者なり。30年前(1986年)、創価班の総会を報ずる「聖教新聞」の見出しとして、私は「広宣流布の責任者たれ」との指標を贈った。
君たちが、毎日の任務に当たって、「着任の誓い」を、皆で心一つに読み上げ、異体同心の団結で、絶対無事故の運営に臨んでくれていることも、私は知っている。その最後の一文には、「広宣流布の全責任を担い、地域の発展と勝利のために尽くす」とある。
広布の新たな拡大の波動は、この「責任」を自覚した青年が一人立ち上がるところから始まる。
「私が創価学会だ。何があろうとも、私は戦い続ける!」。この一人立つ王者の心が、この世で最も強く、最も尊いのだ。
あの地でも、、この地でも、わが創価班の君が、一人立ち上がる。 これこそが、私の希望であり、喜びである。君の勝利が、私の勝利なのだ。
全世界のいずこの場所であろうと、一人立つ諸君の生命と、私の生命とはつながっている。
さあ、今日も、無名の尊き民衆の凱歌のため、破邪顕正の宝剣を掲げ、見事なる青春勝利の指揮を執ってくれ給え!
全世界の若き地涌のスクラムの先頭に立って、新たな青年拡大の突破口を、断固と頼む。
不二の弟子たる創価班、万歳!
結成40周年、おめでとう!
勝利こそ
わが後継の
旗印
君よ掲げよ
師弟の大城に(しろ)
2016年11月2日
「創価班結成記念日」を祝して
(聖教新聞 2016年11月2日(水)付 君よ師弟の大城に勝利の旗を!)
本当にありがとうございます。
我が地域において、報恩感謝の心で、一人立つ精神で、必ず勝利の旗を打ち立てて参ります。
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