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2017
世界広布新時代第25回本部幹部会 池田先生スピーチ(2004年12月の本部幹部会)
- CATEGORY本部幹部会 池田先生のご指導
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「SGI春季研修会」「聖教新聞配達員大会」の意義を込めて行われた「世界広布新時代第25回本部幹部会」(15日、巣鴨の東京戸田記念講堂)の席上、池田先生のスピーチ映像が上映されました。
この映像は、「第44回本部幹部会」「東京総会」(2004年12月)でのものです。対話拡大にまい進する友の指針として掲載されましたので紹介いたします。
周恩来総理と、夫人の鄧穎超先生は、創立して間もない大学に足を運ばれた。
現在、学会青年部も交流を結んでいる名高い人材の城「中国青年政治学院」である。その学生たちは、自らつくり上げた歌劇を披露し、周総理ご夫妻を真心から歓迎した。
総理ご夫妻は、青年たちの真心をがっちりと受け止められた。そして、演技が終わると、ご夫妻は、すぐに舞台裏に駆けつけ、一人一人と固い握手を交わされたのである。
楽団の隅のほうで、健気に銅鑼を鳴らしていた女子学生には、こう激励された。
「目立たない陰の使命こそ大切です。どうか、無名の英雄として光っていってください。陰の使命に徹してこそ、表舞台で活躍できるのです」と。
映画の名場面のような美しい光景である。
陰で苦しみながらも、頑張っている人、真剣に戦っている人――そういう人に励ましを送ることを忘れなかった。指導者として、大変に重要なことである。全指導者が模範とすべき姿勢である。
なかんずく、“無冠の友”の配達員の皆さま方に、最大の感謝を捧げ、賞讃を送りたい。
私も、かつて新聞配達をした。皆さまの苦労はよく分かる。朝早くから――寒い日も、雨の日も、雪の日も――毎日毎日、広宣流布のために行動されている最高に尊い方々である。
諸天善神も、仏菩薩も最大に讃嘆し、守ってくださる。これが妙法である。
私たちは、配達員の皆さまに最敬礼し、「朝早くから、本当にご苦労さまです」「くれぐれも、お体を大切になさってください」と心から感謝していきたい。
友の労苦を、決して当たり前と思ってはならない。感謝やねぎらいの言葉も言えないのは、人間として最低である。
一、また、尊き個人会場を提供してくださっているご家庭に対しても、「いつもいつも、本当にお世話になります」と、最大に感謝したい。
個人会場を提供しておられる方は、いらっしゃいますか?〈会場から「ハイ」と挙手が〉
いつも、ありがとう!
「親しき中にも礼儀あり」である。使わせていただく私たちは、会場を掃除するのはもちろん、すみずみにまで配慮し、心をこめて御礼を申し上げていかねばいけない。
大きなことだけではない。こうした小さな、身近な振る舞いのなかに仏法はある。「心こそ大切なれ」(御書1192ページ)なのである。
広布のために会場を提供してくださる方々に、迷惑をかけるようなことがあっては絶対にならない。
良識豊かに、わが家と同じように、いな、わが家以上に大事にしていくよう、幹部から率先して取り組んでいきたい。
ともあれ、個人会場を提供してくださっているご家庭は、御聖訓に照らし、子々孫々まで大宮殿に生きる境涯となっていく。この誉れを忘れないでいただきたい。
「私の真の弟子であるならば、広布のために、創価のために、最後の最後まで戦い続けよ!」
たとえ、何があろうと、どんな困難が立ちはだかろうと、「広宣流布」のため、「創価学会」のために戦い抜く。最後の最後まで戦い続ける。それが「真の弟子」である。
さらに、戸田先生は言われた。
「悪に対する反撃の根性のない者は、去っていくがよい。中傷批判は、妬みと偏見と嘘八百の策略であることは、天を見るよりも明らかではないか」
これが、今も昔も変わらぬ方程式である。
皆さんは、正々堂々と反撃し、論破し、正義を語り抜いていただきたい。
一、50年前の12月、私は戸田先生から任命され、学会の初代の渉外部長に就任した。〈54年12月13日〉
戸田先生は、渉外戦の一切の総責任者に、最高幹部ではなく、青年部の私を任命された。私も今、青年部に期待したい。
ずるさがない。インチキがない。邪智がない。鋭敏にして純粋な心、そして勇気こそ、青年の魂であるからだ。
私は、渉外部長として、あらゆる人と会い、対話し、突破口を開いた。責任を一手に引き受け、陰で学会を支えていったのである。
戸田先生は、広宣流布の活動は、最高の渉外戦であり、外交戦であることを教えてくださった。
人との接し方、礼儀、言葉遣い、そして人の心をつかむ知恵――あらゆる力をつけていける究極の言論戦が、広宣流布なのである。
私たちは、一人一人が“幸福の大使”“平和の外交官”として進んでまいりたい。
一、有名な『平家物語』には、源平の決戦に臨む、若き源義経の心意気が謳われている。
「戦いはひたすらただ攻めに攻めて勝つのが心地よいものだ」(杉本圭三郎訳注『平家物語』、講談社学術文庫)と。
戦いは、強く攻め抜くことだ。全力を集中させてこそ勝利はある。戦いの根本姿勢は、徹して攻めることである。
この義経の心意気は、学会精神にも通じる。
「攻めに攻めて痛快に勝ちまくる」――私たちも、この心で進みたい。
なかんずく青年部は、「花の義経」のごとく、勢いをもって「破邪顕正」の大攻勢をお願いしたい。
思えば、日蓮大聖人は、ここ東京の天地で、御生涯の総仕上げをされた。現在の大田区池上で最後に講義されたのは「立正安国論」であった。
大聖人の御一代の弘法は、「立正安国論に始まり、立正安国論に終わる」と言われる。妙法を掲げ、平和と安穏の社会を築き上げていくのが、私たちの戦いである。
東京は、永遠に「広宣流布の本陣」である。
本陣として、「立正安国」の大闘争を勝ち抜かねばならない使命と宿命がある。責任があり、名誉がある。
ともに戦おう! 私も東京生まれである。
一、大聖人は、大東京の団結の鑑であった池上兄弟へ仰せである。
「たとえ、どんな煩わしいことがあっても、夢だと思って、ただ法華経のことだけを考えていきなさい」(御書1088ページ、通解)
私たちも、この心で、あらゆる難を乗り越えて、広宣流布へ、まっしぐらに進みたい。
“これ以上ない”という最高の人生を、そして、「充実」と「価値」と「勝利」の、偉大にして朗らかな創価の道を、ともどもに、勇敢に進もうと誓い合い、きょうのスピーチとしたい。
(聖教新聞2017年4月24日(月)付 世界広布新時代第25回本部幹部会 池田先生スピーチ(2004年12月の本部幹部会) )
本当にありがとうございます。
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「SGI春季研修会」「聖教新聞配達員大会」の意義を込めて行われた「世界広布新時代第25回本部幹部会」(15日、巣鴨の東京戸田記念講堂)の席上、池田先生のスピーチ映像が上映されました。
この映像は、「第44回本部幹部会」「東京総会」(2004年12月)でのものです。対話拡大にまい進する友の指針として掲載されましたので紹介いたします。
広宣流布は立正安国の言論戦 勇気こそ青年の魂 攻めに攻めて勝て 義経のごとく破邪顕正の大攻勢を
一、それは56年前、1948年(昭和23年)の12月9日のことである。周恩来総理と、夫人の鄧穎超先生は、創立して間もない大学に足を運ばれた。
現在、学会青年部も交流を結んでいる名高い人材の城「中国青年政治学院」である。その学生たちは、自らつくり上げた歌劇を披露し、周総理ご夫妻を真心から歓迎した。
総理ご夫妻は、青年たちの真心をがっちりと受け止められた。そして、演技が終わると、ご夫妻は、すぐに舞台裏に駆けつけ、一人一人と固い握手を交わされたのである。
楽団の隅のほうで、健気に銅鑼を鳴らしていた女子学生には、こう激励された。
「目立たない陰の使命こそ大切です。どうか、無名の英雄として光っていってください。陰の使命に徹してこそ、表舞台で活躍できるのです」と。
映画の名場面のような美しい光景である。
陰で戦う友に心から感謝
一、周総理は、常に、陰の労苦に光を当てておられた。陰で苦しみながらも、頑張っている人、真剣に戦っている人――そういう人に励ましを送ることを忘れなかった。指導者として、大変に重要なことである。全指導者が模範とすべき姿勢である。
尊き無冠の友
一、先ほども話があったと思うが、広布の陰の功労者の方々に、私からも、心から御礼を申し上げたい。なかんずく、“無冠の友”の配達員の皆さま方に、最大の感謝を捧げ、賞讃を送りたい。
私も、かつて新聞配達をした。皆さまの苦労はよく分かる。朝早くから――寒い日も、雨の日も、雪の日も――毎日毎日、広宣流布のために行動されている最高に尊い方々である。
諸天善神も、仏菩薩も最大に讃嘆し、守ってくださる。これが妙法である。
私たちは、配達員の皆さまに最敬礼し、「朝早くから、本当にご苦労さまです」「くれぐれも、お体を大切になさってください」と心から感謝していきたい。
友の労苦を、決して当たり前と思ってはならない。感謝やねぎらいの言葉も言えないのは、人間として最低である。
一、また、尊き個人会場を提供してくださっているご家庭に対しても、「いつもいつも、本当にお世話になります」と、最大に感謝したい。
個人会場を提供しておられる方は、いらっしゃいますか?〈会場から「ハイ」と挙手が〉
いつも、ありがとう!
「親しき中にも礼儀あり」である。使わせていただく私たちは、会場を掃除するのはもちろん、すみずみにまで配慮し、心をこめて御礼を申し上げていかねばいけない。
大きなことだけではない。こうした小さな、身近な振る舞いのなかに仏法はある。「心こそ大切なれ」(御書1192ページ)なのである。
広布のために会場を提供してくださる方々に、迷惑をかけるようなことがあっては絶対にならない。
良識豊かに、わが家と同じように、いな、わが家以上に大事にしていくよう、幹部から率先して取り組んでいきたい。
ともあれ、個人会場を提供してくださっているご家庭は、御聖訓に照らし、子々孫々まで大宮殿に生きる境涯となっていく。この誉れを忘れないでいただきたい。
反撃の根性を
一、戸田先生は、このような言葉も残されている。「私の真の弟子であるならば、広布のために、創価のために、最後の最後まで戦い続けよ!」
たとえ、何があろうと、どんな困難が立ちはだかろうと、「広宣流布」のため、「創価学会」のために戦い抜く。最後の最後まで戦い続ける。それが「真の弟子」である。
さらに、戸田先生は言われた。
「悪に対する反撃の根性のない者は、去っていくがよい。中傷批判は、妬みと偏見と嘘八百の策略であることは、天を見るよりも明らかではないか」
これが、今も昔も変わらぬ方程式である。
皆さんは、正々堂々と反撃し、論破し、正義を語り抜いていただきたい。
一、50年前の12月、私は戸田先生から任命され、学会の初代の渉外部長に就任した。〈54年12月13日〉
戸田先生は、渉外戦の一切の総責任者に、最高幹部ではなく、青年部の私を任命された。私も今、青年部に期待したい。
ずるさがない。インチキがない。邪智がない。鋭敏にして純粋な心、そして勇気こそ、青年の魂であるからだ。
私は、渉外部長として、あらゆる人と会い、対話し、突破口を開いた。責任を一手に引き受け、陰で学会を支えていったのである。
戸田先生は、広宣流布の活動は、最高の渉外戦であり、外交戦であることを教えてくださった。
人との接し方、礼儀、言葉遣い、そして人の心をつかむ知恵――あらゆる力をつけていける究極の言論戦が、広宣流布なのである。
私たちは、一人一人が“幸福の大使”“平和の外交官”として進んでまいりたい。
一、有名な『平家物語』には、源平の決戦に臨む、若き源義経の心意気が謳われている。
「戦いはひたすらただ攻めに攻めて勝つのが心地よいものだ」(杉本圭三郎訳注『平家物語』、講談社学術文庫)と。
戦いは、強く攻め抜くことだ。全力を集中させてこそ勝利はある。戦いの根本姿勢は、徹して攻めることである。
この義経の心意気は、学会精神にも通じる。
「攻めに攻めて痛快に勝ちまくる」――私たちも、この心で進みたい。
なかんずく青年部は、「花の義経」のごとく、勢いをもって「破邪顕正」の大攻勢をお願いしたい。
永遠に「本陣」
一、きょうは、大勝利の東京総会、おめでとう!思えば、日蓮大聖人は、ここ東京の天地で、御生涯の総仕上げをされた。現在の大田区池上で最後に講義されたのは「立正安国論」であった。
大聖人の御一代の弘法は、「立正安国論に始まり、立正安国論に終わる」と言われる。妙法を掲げ、平和と安穏の社会を築き上げていくのが、私たちの戦いである。
東京は、永遠に「広宣流布の本陣」である。
本陣として、「立正安国」の大闘争を勝ち抜かねばならない使命と宿命がある。責任があり、名誉がある。
ともに戦おう! 私も東京生まれである。
一、大聖人は、大東京の団結の鑑であった池上兄弟へ仰せである。
「たとえ、どんな煩わしいことがあっても、夢だと思って、ただ法華経のことだけを考えていきなさい」(御書1088ページ、通解)
私たちも、この心で、あらゆる難を乗り越えて、広宣流布へ、まっしぐらに進みたい。
“これ以上ない”という最高の人生を、そして、「充実」と「価値」と「勝利」の、偉大にして朗らかな創価の道を、ともどもに、勇敢に進もうと誓い合い、きょうのスピーチとしたい。
(聖教新聞2017年4月24日(月)付 世界広布新時代第25回本部幹部会 池田先生スピーチ(2004年12月の本部幹部会) )
本当にありがとうございます。
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