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2017
本紙創刊66周年を記念 無冠の友へのメッセージ2017年4月20日 池田大作
- CATEGORY創価学会三代会長ご指導
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毎日、朝早くから信心の息吹と感動を全国の同志に届けて下さっております配達員の皆様、本当にありがとうございます。聖教新聞配達員の機関紙「無冠」の創刊記念日特集に、池田先生のメッセージが掲載され、聖教新聞の中でも掲載されましたので紹介いたします。
いよいよ7月からは、新たな正義の言論城となる「創価学会 世界聖教会館」の建設が始まります。新会館には、配達員の皆さま方の功労を讃え、永遠に顕彰させていただく一室も設置される予定となっております。完成する2019年の11月18日を楽しみにしながら、勝利、勝利の大前進をお願いいたします。
聖教新聞は、折しも厳寒の冬を耐えて、桜前線が日本列島を北上していく季節に誕生しました。
構想を、恩師・戸田城聖先生と私が語り合ったのは、1950年(昭和25年)の夏8月24日、先生の事業が最大の苦境にあった渦中でした。それから、まさしく秋霜と猛吹雪のような試練を、一つ一つ勝ち越えて、ついに聖教新聞の創刊まで、たどり着いたのが、翌51年の春4月の20日だったのです。
迎えた晴れわたる5月3日、恩師は、あの「75万世帯の拡大」を宣言されました。当時、ほとんどの人が夢物語として聞いていたことでしょう。
しかし、先生と私の師弟は、断じて実現を疑いませんでした。なぜならば、聖教新聞が産声を上げ、烈々たる学会精神が脈動を始めていたからです。
そして、この学会精神を、今も生き生きと受け継いでくださっているのが、「無冠の友」の皆さまにほかなりません。
先日、東北の無冠の友から尊い便りを頂きました。
雪深き天地で聖教新聞の配達を担い立たれ、この春で32年になる創価の母です。亡きご主人の「俺の分まで!」との遺言を支えに、冬はスキーのストックをつきながら、歩いて配達してくださっています。
この2月には、ご本人も、息子さんも、共に友人に折伏を実らせることができたと、喜びが綴られていました。
さらに、この3月は、東北総会を期して聖教新聞の大拡大をしていただき、配達部数も大幅に増えました。皆の真心の結晶である一部また一部に、題目を唱えながら、また学会歌を口ずさみつつ、元気いっぱい無事故で配達してくださっているとの近況を、何より有り難く、うれしく拝見したのです。
こうした「無冠の友」のあまりにも深く強く、清らかな信心の志ありて、広宣流布がたゆみなく進んでいることに、私は妻と、ただただ合掌する日々です。
そして日蓮大聖人が、けなげな門下を讃えられた御聖訓「同じ法華経にては・をはすれども志をかさぬれば・他人よりも色まさり利生もあるべきなり」(御書1221ページ)を謹んで捧げたいのであります。
戸田先生は、聖教の創刊号から健筆をふるい続けられました。
法華経の寿量品には、「未曽暫癈(未だ曽て暫くも癈せず)」――「仏は未だかつて少しも説法を休んだことはない」とあります。
先生は「仏は『未曽暫癈』と仰せだ。だから私も休むわけにはいかないのだ」と語られながら、広布の言論闘争に生命を注がれたのです。
師弟は不二なるがゆえに、この恩師に続き、私もまた今日までペンを執り続けてきました。小説『新・人間革命』の連載も、おかげさまで総仕上げの第30巻に入っております。
雨の日も、雪の日も、誇り高く広布の機関紙を届けてくださる皆さま方のことを思えば、限りない力が湧いてくるのです。
無冠の友の皆さまの一歩また一歩こそ、最も尊貴な「仏の歩み」でなくて何でありましょうか。
第2総東京のある無冠の母は、一家の経済的な苦境にもひるまず、自ら仕事をしながら、学会活動と聖教配達を長年にわたって、やり抜いてこられました。
その姿を見て育った娘さん方も、「お母さんのように、少しでも地域のお役に立ちたい」と、女子部のリーダーとして活躍されています。自ら進んで、無冠の道に続いてくれるようにもなりました。
大聖人は、「父母の成仏即ち子の成仏なり」(御書813ページ)と仰せです。父母の労苦は必ず子の幸福に、さらには地域・社会の発展に通じていきます。わが地域に、希望と勇気を届ける聖教の配達は、かけがえのない貢献であります。
ゆえに私は、配達は即「地域広布」なり、そして配達は即「一軒一軒の幸福勝利劇」の始まりなりと申し上げたいのです。
現実の日々の歩みには、さまざまな苦労や、心労もあるでしょう。
しかし、アメリカの社会福祉運動家ヘレン・ケラーが「一つ一つの労苦が勝利なのです」と語ったように、何があろうとも不屈の楽観主義で前へと進む人には、常に成長があり、充実があり、勝利があります。
私は、厳しい冬を乗り越えて、爛漫と咲き香る桜を見るたびに、無冠の友の皆さまの笑顔を思います。
わが地域から社会へ、朗らかな幸福前線を広げゆく尊い皆さま方が、健康長寿・絶対無事故で前進されますよう、私と妻は、朝な夕な真剣に祈り抜いてまいります。
偉大なる無冠の友と、ご一家の皆さま、万歳!
どうかどうか、お元気で!
(聖教新聞2017年5月15日(月)付 本紙創刊66周年を記念 無冠の友へのメッセージ 2017年4月20日 池田先生メッセージ)
本当にありがとうございます。
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毎日、朝早くから信心の息吹と感動を全国の同志に届けて下さっております配達員の皆様、本当にありがとうございます。聖教新聞配達員の機関紙「無冠」の創刊記念日特集に、池田先生のメッセージが掲載され、聖教新聞の中でも掲載されましたので紹介いたします。
不屈の楽観主義で前へ 配達即「地域広布」なり
最も敬愛し、信頼する「無冠の友」の皆さま! 皆さま方の尊き奮闘あればこそ、わが聖教新聞は、この4月20日、創刊66周年を晴れやかに迎えることができました。心より御礼申し上げます。いよいよ7月からは、新たな正義の言論城となる「創価学会 世界聖教会館」の建設が始まります。新会館には、配達員の皆さま方の功労を讃え、永遠に顕彰させていただく一室も設置される予定となっております。完成する2019年の11月18日を楽しみにしながら、勝利、勝利の大前進をお願いいたします。
聖教新聞は、折しも厳寒の冬を耐えて、桜前線が日本列島を北上していく季節に誕生しました。
構想を、恩師・戸田城聖先生と私が語り合ったのは、1950年(昭和25年)の夏8月24日、先生の事業が最大の苦境にあった渦中でした。それから、まさしく秋霜と猛吹雪のような試練を、一つ一つ勝ち越えて、ついに聖教新聞の創刊まで、たどり着いたのが、翌51年の春4月の20日だったのです。
迎えた晴れわたる5月3日、恩師は、あの「75万世帯の拡大」を宣言されました。当時、ほとんどの人が夢物語として聞いていたことでしょう。
しかし、先生と私の師弟は、断じて実現を疑いませんでした。なぜならば、聖教新聞が産声を上げ、烈々たる学会精神が脈動を始めていたからです。
そして、この学会精神を、今も生き生きと受け継いでくださっているのが、「無冠の友」の皆さまにほかなりません。
先日、東北の無冠の友から尊い便りを頂きました。
雪深き天地で聖教新聞の配達を担い立たれ、この春で32年になる創価の母です。亡きご主人の「俺の分まで!」との遺言を支えに、冬はスキーのストックをつきながら、歩いて配達してくださっています。
この2月には、ご本人も、息子さんも、共に友人に折伏を実らせることができたと、喜びが綴られていました。
さらに、この3月は、東北総会を期して聖教新聞の大拡大をしていただき、配達部数も大幅に増えました。皆の真心の結晶である一部また一部に、題目を唱えながら、また学会歌を口ずさみつつ、元気いっぱい無事故で配達してくださっているとの近況を、何より有り難く、うれしく拝見したのです。
こうした「無冠の友」のあまりにも深く強く、清らかな信心の志ありて、広宣流布がたゆみなく進んでいることに、私は妻と、ただただ合掌する日々です。
そして日蓮大聖人が、けなげな門下を讃えられた御聖訓「同じ法華経にては・をはすれども志をかさぬれば・他人よりも色まさり利生もあるべきなり」(御書1221ページ)を謹んで捧げたいのであります。
戸田先生は、聖教の創刊号から健筆をふるい続けられました。
法華経の寿量品には、「未曽暫癈(未だ曽て暫くも癈せず)」――「仏は未だかつて少しも説法を休んだことはない」とあります。
先生は「仏は『未曽暫癈』と仰せだ。だから私も休むわけにはいかないのだ」と語られながら、広布の言論闘争に生命を注がれたのです。
師弟は不二なるがゆえに、この恩師に続き、私もまた今日までペンを執り続けてきました。小説『新・人間革命』の連載も、おかげさまで総仕上げの第30巻に入っております。
雨の日も、雪の日も、誇り高く広布の機関紙を届けてくださる皆さま方のことを思えば、限りない力が湧いてくるのです。
無冠の友の皆さまの一歩また一歩こそ、最も尊貴な「仏の歩み」でなくて何でありましょうか。
第2総東京のある無冠の母は、一家の経済的な苦境にもひるまず、自ら仕事をしながら、学会活動と聖教配達を長年にわたって、やり抜いてこられました。
その姿を見て育った娘さん方も、「お母さんのように、少しでも地域のお役に立ちたい」と、女子部のリーダーとして活躍されています。自ら進んで、無冠の道に続いてくれるようにもなりました。
大聖人は、「父母の成仏即ち子の成仏なり」(御書813ページ)と仰せです。父母の労苦は必ず子の幸福に、さらには地域・社会の発展に通じていきます。わが地域に、希望と勇気を届ける聖教の配達は、かけがえのない貢献であります。
ゆえに私は、配達は即「地域広布」なり、そして配達は即「一軒一軒の幸福勝利劇」の始まりなりと申し上げたいのです。
現実の日々の歩みには、さまざまな苦労や、心労もあるでしょう。
しかし、アメリカの社会福祉運動家ヘレン・ケラーが「一つ一つの労苦が勝利なのです」と語ったように、何があろうとも不屈の楽観主義で前へと進む人には、常に成長があり、充実があり、勝利があります。
私は、厳しい冬を乗り越えて、爛漫と咲き香る桜を見るたびに、無冠の友の皆さまの笑顔を思います。
わが地域から社会へ、朗らかな幸福前線を広げゆく尊い皆さま方が、健康長寿・絶対無事故で前進されますよう、私と妻は、朝な夕な真剣に祈り抜いてまいります。
偉大なる無冠の友と、ご一家の皆さま、万歳!
どうかどうか、お元気で!
(聖教新聞2017年5月15日(月)付 本紙創刊66周年を記念 無冠の友へのメッセージ 2017年4月20日 池田先生メッセージ)
本当にありがとうございます。
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