創価学園で「栄光の日」の集い2017年7月15日 池田先生メッセージ
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創価学園創立50周年を寿ぐ7・17「栄光の日」記念の集いが2017年7月15日、東京と関西の各キャンパスを映像と音声でつないで開催されました。最初に、東京と関西の各会場ごとに、合唱や群読を披露し、続いて各校がこの日までの取り組みをアピールしました。
関西創価小学校は「『負けたらあかん』 全てに挑戦、関西小!」をテーマに掲げ、勉強や読書、親孝行など、“毎日が栄光の日”との思いでチャレンジしてきたことを元気いっぱいに発表しました。
東京創価小学校は、「『ありがとう』を力にかえて さあ前進、先生と共に!」をテーマに掲げ、感謝の思いで挑戦してきた模様を紹介しました。
関西創価中学・高校は「友よ征こう! 常勝の旗高らかに」をテーマに掲げ、各人が全てに勝利した姿で、新愛唱歌「青春の旗」を歌い上げました。
テーマ「挑め! 未来を拓くため 今こそ掲げん! 我らの旗」のもと、それぞれの目標に挑む日々を送った創価中学・高校。平和貢献の誓いを燃やし、新愛唱歌「我らの旗」を合唱した。
原田学園理事長は同式典に出席し、創立者の池田大作先生よりメッセージをいただきましたので紹介いたします。
栄光は挑み続ける人に輝く
一、みんな、暑い中、ご苦労さま! この1学期も、よく頑張ってくれました。私は、わが学園生の一人一人の勇敢なる挑戦を、忍耐強い努力を、そして目を見張る大成長を、何よりうれしく讃えたい思いでいっぱいです。みんな、本当にありがとう!わが創価学園の創立50周年を祝う「栄光の日」のテーマに、皆さん方は「我らの旗」「常勝の旗」と高らかに掲げました。
私は、「創価教育の父」である牧口常三郎先生の会心の笑顔を思い浮かべております。というのも、牧口先生は「旗」を大切にされていたからです。
ご自身が学ばれた新潟の荒浜小学校の創立50周年には、同窓の親友たちと一緒に、恩返しの心で素晴らしい母校の旗をつくり、贈られました。先生の深い母校愛と後輩たちへの思いやりは、一生涯、変わらなかったのです。
その意味において、牧口先生は、学園生の麗しい「友情の旗」「連帯の旗」を、さぞかし喜ばれていることでありましょう。とともに、この夏休みは、「ありがとう」を力に変えて、親孝行もよろしくお願いします。
一、きょうは、一点、「栄光は挑み続ける人に輝く」と申し上げたい。
この7月7日、尊い「平和の旗」がニューヨークの国連本部に翻りました。歴史的な「核兵器禁止条約」が採択されたのです。被爆者の方々をはじめ、人類の悲願である「核兵器のない世界」への大いなる一歩が刻まれました。
今から60年前、師匠である戸田城聖先生から「原水爆禁止宣言」を託された私は、先生の師子吼を何としても実現するため、対話と行動を重ねて、道なき道を切り開いてきました。
国連で採択された条約は、まさに先生が叫ばれた核兵器の全面禁止を定めたものであり、私は志を同じくする世界の友、なかんずく、牧口先生と戸田先生の思いを受け継ぎ、21世紀を担い立つ若き皆さんたちと、平和の大潮流をさらに力強く広げていきたいと、決意を新たにしています。
かつて私は、広島で小学校1年生の時に被爆した乙女へ、「大思想は 原爆を恐れじ」と認めて贈ったことがあります。
その方は今も、平和と正義の言論の闘士として戦い続けてくれています。
一、思えば、私が対談を重ねた現代化学の父・ポーリング博士も、「核兵器や軍事力という悪の力より、さらに偉大な力――それは人の心であり、精神の力である」との信念に立って、命の限り世界平和に尽力されました。
いかなる悪の力にも断じて屈しない、この正義の「偉大な力」を、わが生命に、一日また一日、「今に見よ!」と、じっくり蓄えているのが、皆さんの学園生活なのです。
一、ポーリング博士と共に、人生の最後の最後まで、核兵器をなくすために、挑んで挑んで、挑み抜いた大科学者が、ロートブラット博士です。
この博士が、私との対談集で強調されていたことが、「どんな努力も無駄にはならない」「私たち一人ひとりには、ものごとを変える力があります」ということでした。
あきらめず、へこたれず、挑戦を続けていけば、必ず社会を変えることができることを、博士は烈々と示されました。
さらに、連帯すれば、世界までも変えていける。
時間がかかるかもしれないが、長い目でみれば、最後には、連帯した民衆が勝利すると、断言されたのです。
そして、たゆまぬ「挑戦の人生」、すなわち真実の「栄光の人生」を勝ち飾られたロートブラット博士も、ポーリング博士も、心から期待し、人類の前途の希望を託してくださったのが、わが「創価教育」の若き世界市民たちなのであります。
一、どうか、皆さんは「われ学園生なり」という誇りの原点と、「われ世界へ未来へ雄飛せん」という遠大な目的を忘れず、学び進んでいってください。
特に、この夏は、何でもよい。一つ、これをやり抜くと決めて取り組んでみてはどうかと、提案しておきます。「負けたらあかん」「負けじ魂朗らかに」と、良き学友たちと励まし合いながらの前進であってください。
愛する君たち、あなたたちの金の汗輝く挑戦を、私はいつもいつも見守っています。皆さんの躍進こそが、私の最大の喜びであり、栄光なのです。
ご家族に、また、地域の方々にも、くれぐれもよろしくお伝えください。
健康第一、無事故第一で、元気に楽しく充実した、鍛えの夏であれ!(大拍手)
正義の誇りに
胸を張れ
君に託さん
この大城を
学べ勝ち抜け
世界まで
負けじ魂
朗らかに……
(聖教新聞2017年7月16日(日)付 創価学園で「栄光の日」の集い2017年7月15日 池田先生メッセージ)
いよいよ夏到来の季節となりました。
まだ6月なのに地域によっては暑いところもあるでしょう。私の地域はまだ涼しいですが。(笑)
1957年(昭和32年)7月、新たな民衆勢力の台頭を恐れた国家権力により、池田先生は無実の罪で投獄されました。約2週間にわたる勾留の末、「7・17」に出獄され、正義の師子吼を放ったのです。これが「栄光の日」の源流となっています。
それから60星霜たった本式典。弟子の使命はいかに深く重いことでしょう。
学園せいだからそうだ。私は学園せいではないから関係ない。そういうことではありません。大切なことは人ではなく自分。
立場や肩書ではなく、弟子の自覚があるのかどうか。師弟感だと思います。
今大切だと思うことは、絶対に戦争を起こしてはならないということ。核兵器を断じてこの地球から抹消せねばならないということ。そのためには、一宗教や一国家の次元で自らの絶対性や正義を叫んで他社を蒔かせたり陥れたりすることではなく、民衆との連帯を大きく広げゆくこと。そして生命尊厳の思想を深く広く弘めゆくこと。これが創価学会の大きな使命であるとおもうのです。
もう誰一人犠牲者をだしてはならない。この自覚と使命で今日もまた、我が地域で戦い抜いて参ります。
本当に有難うございます。
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