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15 2020

中国・湖北大学が池田先生に「名誉教授」称号を授与

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200215木


 中国の湖北大学(趙凌雲学長)が、2017年11月9日、創価大学創立者の池田大作先生に「名誉教授」称号を贈られました。
 これは、国際的な教育の発展と世界平和への卓越した貢献をたたえたものとなります。授与式は、湖北省の省都・武漢市武昌区のメインキャンパスで挙行され、尚鋼党委書記、蒋涛副学長をはじめ教職員の代表、訪中した創大の馬場学長らが列席されました。

 本年2020年、コロナウイルスで痛ましい事件が発生しています。各国、全人類の英知を結集し、一刻も早く事態の収束を祈り抜いていきたいと思います。
 授与式の際に、先生の謝辞がありましたので、ご紹介させて頂きます。

湖北大学について

 湖北省政府と教育部が共に設立した同省の重点総合大学として、省の発展をリードする湖北大学。
 1931年に湖北省立教育学院として設立されて以来、国立湖北師範学院、湖北省教育学院、湖北省教師進修学院、湖北師範専科学校、武漢師範専科学校、武漢師範学院などを経て、84年に現在の名称に改称された。

 武漢市の武昌、漢口、陽邏の三つのキャンパスなどで、約2万4000人の学生が向学の青春を送る。
 政治・法律・公共管理学、文学、教育、外国語、物理・電子科学、数学・統計学、歴史文化、哲学、芸術など18の学部を擁し、中でも化学、材料科学の分野で世界トップクラスの評価を得ている。特に力を入れているのが国際交流だ。30カ国・地域以上の110を超える大学と協力し、世界で活躍する有為の人材を育成している。

 湖北大学が立つ武漢市は長江と漢水が合流する地。「九省通衢」(四川、陝西、河南、湖南、貴州、江西、安徽、江蘇、湖北の各省に通じる交通の要所)と呼ばれ、古来、華中地域の最重要地として栄えてきた。

 近年は、水路、高速道路、鉄道、空路等の整備も急速に進む。鉄鋼、自動車や食品、電子機器などのハイテク産業がひしめき、省の経済を支えている。また、80以上の高等教育機関が密集し、市の20代人口が2割を超えるなど、未来へ伸びゆく学術・研究・教育都市でもある。


池田先生との交流

 池田先生は1975年(昭和50年)4月、第3次訪中の際に同市を訪問。武漢大学での図書贈呈式に臨んだ。
 当時の真情について池田先生は、次のようにつづっている。

 「空の果てまで滔々と流れるかのような友情の大河を、この武漢でも築いていこう。それには、着実に交流を積み重ねていく以外にない。間断なき水の流れがなければ、川は枯渇してしまう。友好の大河もまた、間断なき人間交流によってつくられるのだ」(小説『新・人間革命』第21巻「人間外交」の章)


湖北大学「名誉教授」称号授与式での池田先生の謝辞

 「根深ければ則ち條茂く、源遠ければ則ち流長し」
 この大中国の先哲の至言を胸に響かせながら、私は今、20世紀前半の湖北省の天地へと心を廻らしております。
 激動の時代の真っ只中で、“教育の力によって、民衆を救い、社会を蘇らせていくのだ”と毅然と立ち上がった、貴国の賢者たちの英姿が命に迫ってくるのであります。
 その一人、湖北省教育庁長であった黄建中先生は、文明の母なる大河・長江と漢水が交わる天下の要衝・武漢にあって、1930年、新たな学府の創設に着手されました。これこそ、栄光の名門、貴・湖北大学の淵源であります。
 以来、87星霜――。
 貴大学は、尚党委書記、趙学長の卓越したリーダーシップのもと、化学をはじめ、世界的レベルを誇る総合学府として、隆々たる大発展を続けておられるのであります。

 一、実は、貴大学の起点となった1930年は、私たちの先師・牧口常三郎先生が『創価教育学体系』を発刊した年でもあります。
 その日、11月18日が、わが創価学会の創立記念日であります。
 「創価教育学」の出発から14年後――1944年の、くしくも同じ11月18日、日本の軍国主義の弾圧に屈しなかった牧口先生は信念の獄死を遂げました。
 本日、光栄にも、同時代のアジアそして世界に崇高なる人材育成の模範を示してこられた、貴・湖北大学より、最高に尊き「名誉教授」の称号を賜りました。
 創立と殉難の日を前に、この栄誉を、私は万感の思いを込めて、創価教育の父・牧口先生に捧げたいのであります。後継の弟子として、これほどの喜びと誉れはございません。
 誠に誠に、ありがとうございます。

鳳凰のごとく使命の大空へ

 一、貴大学という滔々たる教育の大河が、どれほど悠遠にして豊穣な文化の源流を有しておられるか。
 校章には、いにしえの「楚国」の打楽器であり、礼楽の象徴である「編鐘」とともに、王者の瑞鳥・「鳳凰」がデザインされております。
 そして、描かれた「鍵」が「知恵の扉を開く」との意義を表されていると伺いました。
 偉大な先人の精神性を継承しつつ、尽きせぬ知恵を湧き出す鍵を身に付けた若人たちが、鳳凰のごとく、使命の大空へ限りなく羽ばたいていく――教育の究極の理想が、何と見事に凝縮されていることでしょうか!
 なかんずく、私が日本、そして世界の青年に広く伝えたいのは、貴大学に脈々と流れ通う「自強不息、克難奮進(たゆまず努力し、困難に打ち勝ち前進する)」という伝統精神であります。
 幾多の難問に直面する21世紀の世界に立ち向かう青年にとって、何よりも要請されるのは、この不撓不屈の負けじ魂でありましょう。貴大学の人間教育の薫陶に、私は深く感嘆する一人です。

世界の大学と先進の連帯

 一、この6月には、貴大学の卒業式の行事の中で、尚書記と趙学長が、900人の卒業生と共に、ミニ・マラソンを行い、はなむけの励ましを贈られたとの心躍る報道に接しました。
 長い人生のマラソンに挑みゆく卒業生たちの心身にとって、忘れ得ぬ支えとなり、険しき坂を突破しゆく力になるに違いありません。
 「雨風の艱難の道を越えて、究極の高みを目指す。
 現代化が我々に、発奮し社会の繁栄に尽くせと呼び掛ける!」
 「団結して勤勉に励み、実を求め新たに創造する。
 新時代が我々に、帆を上げて航海へ旅立てと呼び掛ける!」
 素晴らしき校歌を仲良く朗らかに歌い上げながら、「使命即労苦」「労苦即栄光」の大道を邁進されゆく貴大学の同窓生のスクラムが、目に浮かんでくるのであります。
 とともに、貴大学は「世界市民教育」にも力強く取り組まれています。世界の諸大学と、先進の連帯を結んでこられたことも、存じ上げています。
 一、思えば、百十数年前、若き日の牧口先生は、当時の日本の代表的な留学生教育機関であった弘文学院で、貴国からの向学の青年に「人生地理学」の講義をし、深い心の交流を重ねておりました。講義に感銘した留学生たちは、中国語に翻訳して発刊してもおります。特に、この学院に学んだ7000人の英才のうち、およそ4割は、洞庭湖を挟んだ湖北省と湖南省の出身者であったと記録にとどめられております。
 この先師の心を偲びながら、1975年、わが創価大学は、日中国交正常化後、新中国からの最初の国費留学生の方々をお迎えさせていただきました。
 また、1989年に開始された、武漢人民ラジオ放送局での実用日本語講座にも、テキストや放送用テープの作成など貢献させていただいたのであります。
 そして、うれしいことに、今回、馬場学長を代表とする訪問団を温かく迎えていただき、貴・湖北大学と創価大学の間に交流協定が調印される運びとなりました。
 長江と漢水が合流しゆくように、二つの教育の流れの融合が、必ずや素晴らしい世界市民の連帯の水かさを増し、平和共生の緑野を広げゆくことを、私は確信してやみません。
 私も貴大学の誉れある一員として、両国そして世界の青年たちと、ともどもに、いやまして尽力していく決心であります。
 その真情を、牧口先生の教育哲学とも深く響き合う黄先生の言葉に託し、御礼のごあいさつとさせていただきます。
 すなわち――

 「行動によって知れ」
 「為すことによって学べ」
 「働きによって得よ」と。

 貴大学の永遠無窮のご隆盛、そして、本日ご参加くださった全ての方々のご健勝を、心よりお祈り申し上げます。
 謝謝!(中国語で「ありがとうございました!」)(大拍手)

(聖教新聞2017年11月10日(金)付 湖北大学「名誉教授」称号授与式での池田先生の謝辞(代読))


本当にありがとうございます。
湖北省、中国、頑張れ!一刻も早い事態の収束を、真剣に真剣に祈り抜いて参ります。
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