18 2020

中国体験記 砂漠に植樹を 包頭(パオトウ)に到着

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200318内蒙古モンゴル

列車に乗る

列車に乗る。改札口はたくさんの人で溢れていた。
改札口を入ろうとして順に並んでいるも一向に進まない。

何故だろう?
そうか、すごく混んでいるから進まないんだな。そう思って並んで待っていた。


すかさず、ガイドさんが教えてくれた。「無理やり進みなさい。待ってたらダメだよ」と。。

えー!! ここでは黙って並んでいて待っていては前に進まないのだ。自ら進もうとする者にしか、道は与えられないのだ。

何といえばよいのか、この国では、必死に生きる者しか生き残れないのだ。

厳しい現実。「生きる」と言うことを、肌身に感じた。日本とはまるで違う、中国の厳しさ、強さを感じた。


●小140_DSC00038●小140_DSC00043●小140_DSC00047
これは駅員と一緒に撮ってもらった写真。今頃何をしているのだろうか。元気だと嬉しい。


 列車の中で朝を迎える。外を見ると辺り一面平野だ。しかも茶色で木など生えていない。さすがにきれいな景色とは言えない。

たまに草が少し生えているぐらいだ。見渡すかぎり、茶色い枯れ山、ぽつぽつと並ぶ、貧しそうな村や民家。

しかも何故か、必ず人が外にいる。立っている。何かしている。

不思議だが、貧しさ以上に、力強く見えた。




包頭に到着

 ついに包頭(パオトウ)に到着。
パオトウは内モンゴル自治区の第二の都市、鉄鋼の町といわれていた。人口およそ200万人もいる。

内モンゴルの首都はフフホト(呼和浩特市)だけど、120万の人口だという。

ここ包頭は、レアメタルを生産しており、世界の85%をしめているそうだ。

この町のスローガンは「21世紀はレアメタルの時代」だ。

子供たちはお昼になると昼食のため自宅に帰る。だから、昼間の道路は学生達が乗る自転車と車で、ごった返しになる。

あちらこちらにクラクションが鳴り響く。でも、何故か、ここではクラクションが心地良くきこえる。喧嘩するような声は聞こえてこない。

中国人は昼休みを12時から14時までの2時間取るそうだ。昼間は暑いし働くのは大変だから、という理由らしい。

またここには、モンゴル族が15%いるとのこと。

 昼食においしい中華を食べた後、町の市場へ向かった。パイナップル3元・メロン15元・すいか3元。中国で取れる果物・穀物はかなり安いが、輸入品はそれなりに高い。


それからバスで、恩挌貝のクプチ沙漠へ向かう。

途中途中に有料道路の関門がある。これは政府は新しく道路を建設してはくれるが、その後の維持メンテはその自治区で行わなければならない。だからお金が必要なんだそうだ。

クブチ沙漠は九州ぐらいの大きさだという。めちゃくちゃでかい。

次回に続く。
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恩挌貝クプチ沙漠中国植樹活動内モンゴル自治区

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