06 2020

中国体験記 Chinaの小学校での体験

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中国体験記 Chinaの小学校での体験

とうとう恩格貝クブチ砂漠を去る日がやってきた。

昨日で大掛かりな植樹は終了したので、今日は前年度の方が植樹した場所を見に行く。
枯れている所はないかを確認し、枯れた場所は再植樹しなおした。

最後に遠山先生、その他ボランティアの方々、現地モンゴル人、中国人の方に御挨拶をし、別れる。世界はまだまだ知らないことがたくさんある。もっと勉強しなくては!そう思う。

それから私たちは小学校に向かった。ガイドさんの話によると国で負担する学費は1人分だけだそうである。もしその後の子供が生まれれば自費で負担しなければならない。(当時の話し)

 だけど農村部にすむ人たちのほとんどは貧しいため、学校には出せない。だから彼らが大学に行くチャンスはほとんどない。努力しても報われない。戸籍制度のため生まれた場所によってすでに人生は決まってしまう。皮肉なものだ。

そんな話を聞きながら学校へ到着した。彼らのほとんどはこの町から出れることはないという。小さな小学校だが、みんなキャッキャはしゃいで楽しそうだ。僕らは手品を披露して見せた。彼らはワクワクしながら近寄ってくる。興味津々だ。みんな目が輝き、生き生きしている。一切の曇りない、とても綺麗な目だった。とても素敵な笑顔だった。

彼らは自分の将来をどう考えているのだろう。
何を思っているのだろう。
そんなこと俺が考えても仕方のない事だと自分に言い聞かせる。

しかし、彼らの未来は今の大人たちの手中にある。
願わくは彼らが力強く生き抜き、この恩格貝と中国という国を、豊かですばらしい国に変えてほしいと祈った。
子どもたちに国籍など関係ないのだ。心から子供たちの幸福を祈った。


そして今は2020年。
あれから約20年近く経過した中国がある。当時の小学生はみな30歳前後の成人だ。きっと地元で一生懸命働いている人もいるだろう。もしかして大成して都市で働いている人もいるかもしれない。

時代が大きく変わろうとしている今、彼らは何を思っているのだろうか。
国家間レベルや政治レベルではすったもんだしているが、国民同志は必ず理解し合えると信じている。
だって同じ人間だもの。どんな民族でも、同じ人間であるならば、幸せや平和を望まない人などいないはずだから。

とにかく今は真剣に全民衆の幸福を祈ろう。勇気と希望の声を、周囲に楽しく愉快にかけていこう!


本当にありがとうございます。
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恩格貝クブチ砂漠沙漠緑化

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